皆さん、こんにちは!!!
衆議院選挙がいよいよ始まりました!!
10月19日(火)公示、10月31日(日)投開票。
皆さん是非選挙へ行きましょうね(*^-^*)
そんな時にもう12年も前の話ですが、こちら↓の本を読みました!!笑
内容は何かと批判的に語られる民主党政権時代(2009年~2012年)最初のリーダーだった鳩山由紀夫元首相と彼の家族についての本です。この本が出版されたのは2009年9月なのでちょうど政権交代があった時です。
パリのオペラ地区にあるBOOKOFFでうろうろしていたところ、この本に出会い購入。鳩山和夫→一郎→威一郎→由紀夫と続く日本政界きっての名門「鳩山家」の初代と二代目について知りたいと思い購入しました。
各人物それぞれの経歴や人柄はもちろんの事、北海道夕張郡栗山町鳩山にあった「鳩山農場」について、また鳩山由紀夫氏が落下傘として旧北海道4区(中選挙区制時代の区割り)から落下傘候補として衆院選に出馬し当選した経緯とその後の話が詳しく書いてあります。
私は鳩山由紀夫という政治家を今現在も正直全くもって評価していません。この本を読んで私の人物評も中々なもんだと自画自賛してしまうほど、その評価は確信的なものになりました笑
私も衆議院議員秘書(1年間大臣秘書)を4年やっていたのでわかりますが、政治活動・選挙活動には必ず義理と人情が必要不可欠です。それが日本的で良い悪いの議論は置いておくとして、つまり濃い人間関係・人間付き合いが必要です。何かしたら(してもらったら)その後のフォローがとても大切なのです。
この本を読む限り、鳩山由紀夫氏にはその人間的な温かさやメリハリ、ケジメを全く感じられない。詳しくは本著作を読んでいただきたいのですが、自身の政治的変節による後援者との関係とそのフォローについてです。もっと大きな話で言えば例えば、自身が北海道から落下傘候補として出馬した際、当時自民党幹事長だった竹下登氏(後の首相)がとても広い由紀夫氏の選挙区を一生懸命走り回ってくれたにも関わらず、彼が自民党を離党し新党さきがけ、旧民主党と政治家人生を歩んでいる中で行われた2000年の衆議院選挙で民主党代表として選挙戦の第一声を竹下氏の地元島根で上げました。当時竹下氏は病気で入院されていてこの選挙戦の最中に亡くなりました。
政治家である前に人間としてこのようなことは普通の感覚なら出来ませんよね。。。
もちろん情で結びつく人間関係はメリットもあればデメリットもあります。でも、それを省みる思考がこの方には欠如していると個人的な感想として思いました。この様な人は信用なりません。
一方、彼の祖父である鳩山一郎氏に関しては、その秀才ぶりもさることながら、旧ソ連との国交回復、日本の国際連合加入に成功したという評価がされているかと思います(でも私は多くの事を長期的な戦略でやったのか分かりませんのであまり一郎氏を評価していません)。
長くなりましたが、政治家の評価は各々の価値基準で大きく変わりますので十人十色かと思いますが、是非政治家を評価する一つの基準を提供してくれる本やルポを読まれることをおススメします!!