皆さん、こんにちは!!!
本日は最近読んだこちら↓の2冊について投稿します!!
Aki Shimazaki 『Mitsuba』2006
私は現在フランス語の本を1週間に1冊必ず読むということを自分に課していまして、11月頭から中旬にかけてこちらの2冊を読みました!
仏文科を出た方や日本のフランス語学校に通われた方の間では有名な方みたいですが、私はトゥールーズの本屋でたまたま見つけるまでAki Shimazakiさんを知りませんでした。😅
Aki Shimazakiさんって誰???
Aki Shimazakiさん(以下島崎さん)は1954年岐阜県の生まれで、1981年にカナダへ移住された日系カナダ人作家です。26歳でカナダへ移住され、現在はフランス語圏のモントリオール在住。1999年に発表した『椿 Tsubaki』が評価され、それ以後いくつもの作品をフランス語で出されています。
私が彼女について調べていくうちに驚いたのは、40歳からフランス語学習を始めてその4年後に『椿』を発表されているところです。フランス語を勉強している時に読んだハンガリー出身の女性作家アゴタ・クリストフの『悪童日記』から影響を受けて本格的にフランス語で作品を出すことを決めたという記事を読み感動しました。
そもそも島崎さんは、日本社会での生きづらさを感じてカナダに行かれたみたいです。
詳しくはこちらのフランス語のインタビュー記事↓をご参照ください。
Aki SHIMAZAKI (voixauchapitre.com)
私自身、こちらがいくら努力しても勝つことのできない「年齢」で威張られて不愉快な思いをしたことが何度もありましたし、「一緒にお酒を飲まないと本音で話せない」と週に数回も仕事終わりに飲みにケーションに誘われ、そこへ行っても話す内容は皆さんご承知の通り愚痴や過去の自慢話。中々きつかったのを今でも思い出します😅こんな経験から島崎さんの日本社会に対する想いのレベルとは雲泥の差ですが、世の常識とされている物に対して疑うことをしてしまう所が私にもあるので、彼女の気持ちがなんとなくですがわかる気がします。
脱線してしまいました泣
ここでは上記本の内容は書きませんが、ネットには「フランス語中上級者(B2)〜上級者(C1以上)にピッタリ!」や「語学学校の先生が授業で勧めていた!」と書いている方がたくさんいまして、私もそう思います!まさにアゴタ・クリストフです!!!日本人が書くフランス語らしく読みやすい!でもだからと言って内容も簡単かというとそういう訳でもなく、読了後は「あぁー、読書をしたなぁ~」みたいに考えさせられる内容です。
日本語訳があるのか分かりませんが、ある程度フランス語を読める方におススメです!!