皆さん、こんにちは!!!
先日ma petite copineの実家があるトゥールーズ郊外の小さな町へ行ってきたのですが、その時彼女のお姉さん夫婦も来てくれまして夕食後色々とお話させていただきました(#^.^#)そこで第二次世界大戦時の話をしていて、「君はフランス史における光の部分である自由フランスとレジスタンス運動をしていた人たちの中で最も歌われた歌を知ってるか?」と聞かれて「知りません。。。」とお答えしたら「Le chant des partisans」を教えてくれました!本日はこの歌について投稿したいと思います!
フランスのレジスタンス運動について知りたい方はこちら↓の記事を是非ご一読ください!(^^)!
パルチザンの歌って何???
この歌は上記のように第二次世界大戦時、ドイツのナチ政権やヴィシー政府(フランス南部を統治したナチスドイツの傀儡政府)に抵抗したレジスタンス運動の中で讃美歌として歌われた歌です。1941年ロシア生まれでフランス人歌手で作曲家のアンナ・マリー(Anna Marly)によって最初はロシア語で作曲されました。その後、1943年にフランス人小説家のジョセフ・ケッセル(生まれはリトアニア)とその甥のモーリス・ドルオン(後にフランス文化大臣)によってフランス語で作詞されて広まりました。因みにその時の原稿は現在フランス国家財産としてMonument historique(歴史的記念碑)に指定されています。
こちら↓がパルチザンの歌(Le chant des partisans)です!
一番だけの歌詞↓をこちらに投稿します。
Ami, entends-tu le vol noir des corbeaux sur nos plaines,
(友よ、聞くや黒々とした烏が我らの平原に飛ぶを)
Ami, entends-tu ces cris sourds du pays qu'on enchaîne,
(友よ、聞くや縛られた祖国の声なき叫びを)
Ohé ! partisans, ouvriers et paysans, c'est l'alarme!
(さぁ!パルチザンよ、労働者よ、農民よ、出撃の合図だ!)
Ce soir l'ennemi connaîtra le prix du sang et des larmes.
(今晩 敵は思い知ろう 血と涙の代償を)
-社会評論社「世界軍歌全集」の訳
以上、パルチザンの歌についてでした(*^-^*)
メロディーを聞くととても寂しくなりますよね。。。もちろん歴史的にも多くの犠牲者がいましたのでとても悲しいですが。。。
でも世紀を超えて国境を越えて、この歌の持つ歴史的意義、魅力を発見できたことは嬉しく思います。