皆さん、こんにちは!!!
本日はトゥールーズから車で約1時間の場所にあるMirepoix(ミルポワ)↓という町に行って来ました!
この町は私の彼女の出身地の1つで、本日は入院している彼女のお母さんのお見舞いで来ました!!
Mirepoixってどんな町???
MirepoixはOccitanie(オクシタニー地域圏)、Ariège(アリアージュ県)にあるcommune(コミューン)です。※フランスの地方自治制度についてはいつかまとめたいと思っています。
人口3102人(2019年)のコミューン(簡単に言うと、日本でいう市町村。人口1人のコミューンからトゥールーズやマルセイユ等大都市も一応コミューンです。フランスでは全体的に平均1500人規模の市町村)です。
残念ながらトゥールーズから車🚗でしか来ることは出来ないかと思います。
中心街への入口の写真↓から、昔は城壁に囲まれた要塞都市だったのだなぁと分かりますね!
また本日は彼女のお姉さんの旦那さんと一緒に車で回ったのですが、聞いたところによると、この地の名前は「魚🐟」が関係あるのだとか。町を流れる川で魚がたくさん取れたことがその由来みたいです!!
見所は何と言ってもCathédrale St Maurice↓です!
中のオルガンや窓ガラス↓は本当に美しいの一言。ミサの最中でした。
※あまりの美しさに感動してしまい、窓ガラスを取るのを忘れてしまったのでネットから拝借しました泣
このCathédraleももちろん美しいのですが、個人的に素敵だなぁと思ったのはcathédraleのすぐ近くにある小さなMairie(市役所,町役場)↓です😊
まわりにはColombages(木骨造り)の建物が並んでいて、私好みでした!!
中心街はこのような感じ↓です!
開いているcaféのテラスで寛ぐ方々↓です!
また町の中心部近くの山上にあるCroix de Terrideからの眺めは最高です!Mirepoixの町はもちろんのこと、スペインとの国境ピレネー山脈が綺麗に見えます!
行く途中に撮った井戸↓です!
元々はこの山の辺りにMirepoixの町があったみたいですが、歴史の変遷から現在の場所に町ができたみたいです!その名残りといえば名残りなのだとのこと😊
Mirepoixを通して考えたこと
Mirepoixの町を歩きながら、その綺麗で可愛い街並みに感動しながらもシャッター街と化している通りが目に入りました。日本の地方で嫌と言うほど見てきた光景と同じ物がここにもありました。
色々とお話をしてやはり仕事があるトゥールーズやボルドー、パリなどの大都市へ行く人が多いとのこと。これは日本と同じですよね。
最近地方交付税について調べる事があり、私の出身地埼玉県で令和3年度の不交付団体(地方交付税を受け取っていない自治体)は、戸田市のみ。私の地元の市町村は埼玉県でも上位に位置する程の交付を受けています。埼玉県庁のサイト↓から。
https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/202808/0saisantei-chouseimodoshi03.xls
地方交付税には「国が地方交付税を交付することにより、税収入(財源)の偏在を是正し、地方公共団体間の不均衡や過不足を調整し、均衡化を図る」という目的があります。もちろん分からなくもないですが、現在1700以上もある日本の地方自治体の95%が受け取り、その総額15〜20兆円のとてつもない金額です。
私の持論、
「地方が豊かになれば国は豊かになる」
口で言うは易し。
歴史的に見ても300藩近くあった江戸時代に教科書に載るレベルで藩政改革を成功させた藩は上杉鷹山公の米沢藩を筆頭に4,5藩程しかありませんよね?😅
どうやれば地方自治体の国におんぶに抱っこ状態、そして私が1番大っ嫌いな金太郎飴方式のどこを切り取っても同じ様な政策しかない日本の地方自治体の体質を変えられるか。
地方の独り立ちと自立(フランス語でいうparticularisme)。フランスに来てからの私のテーマです。