昨日投稿した「フランス到着1週間後のドタバタ劇①」↓の続きです!!
https://masafra.hatenablog.com/entry/2022/03/18/061443
次の日の午後、ストラスブールの移民局↓へ行ってみた。
入口を入ると中に受付の女性がいて、用件は何か私に尋ねてきた。答えると、2階へ行くよう言われる。
2階の受付で事情を説明すると椅子にかけて待つ様に言われ、15分程待つと名前を呼ばれて中に入る。そこには職員の女性が1人いた。
職員「パスポートを見せてください」
私はパスポートを手渡して先日の事情を全てフランス語で話した。
職員「あなた日本人ね!私は日本のパスポートがかっこよくて好きなのよ!」と関係ない話をしてくる。愛想笑いで流してしまった。こちらはそれどころではないのだ。
私「私はどうすれば良いですか?」
職員「ここに来ても対処法は分からない。あなたはストラスブール大学の学生になるのだから大学の外国人課の窓口に行ってそこで聞いてみて」とストラスブール大学の外国人課の所在地が記された地図を印刷して私にくれた。
私「ありがとうございました。今すぐ行ってみます」
その足でストラスブール大学へ向かう。30分程歩いた。9月上旬はまだまだ夏だ。暑かった。
大学の外国人課に到着し、受付で事情を話すと椅子にかけて待つ様に言われる。数分後別の職員の方が、「Monsieur,ここでは対処出来ません。県庁の移民課へ行ってみて下さい」と私に伝えに来た。
この辺りから、何か怪しいなぁと思い始める。日本にもある、いわゆる「たらい回し」。だが対応が日本よりサバサバしていてあからさまに「面倒くせー奴がきたよぉ」がこっちに伝わってくる。
県庁とやらの場所だけ教えてもらう。
時計を見ると15時30分前。今から行けば窓口が閉まる前に到着できる!と思いトラムに乗って県庁↓へ行く。
県庁前では入口の外にまで列ができており、私の前には10人程外国人がいた。
私の番が来て、担当の人に事情を説明すると、
職員「それはここでは対応できない。このアドレスにメッセージを送ってみてくれ」とどこか分からないが連絡先のところにピンクのマーカーペンで囲った紙を渡される。
寮に着いて早速メッセージを送ろうとしたら、驚いことにその指定されたアドレスは私が最初にメッセージを送った内務省のアドレスだった。。。😅
深いため息😮💨が2度出た。
今日1日あった事を記してどうすればいいのかメッセージを送った。
次の日の午後返信があり、
「では入国日を実際に入国した8月30日から9月1日にしてサイトに入力していい」とのことだった。言われた通りに入力した。そしたら何もなかったかの様に私のビザは有効化されたのだ。
ここまで終わって色々なことが不思議だった。
そもそもビザ開始日より早く入国した私が悪かったのかもしれないが、
○入国審査官はわざわざ裏へ行き何かを確かめた上で私に「入国してもいい」と言ってスタンプを押した。そもそもそれがなぜいいとなったのか❓
○フランス内務省と私のこの約1週間のやり取りは一体何だったのか❓
○また内務省が権限がない移民局へ行けと言ったのか一体何だったのか❓
○そしてなぜ最初から9月1日の入力でいいと言えなかったのか❓本当は虚偽にあたるからダメだけど、もう面倒くさいからいいよ!みたいな感じになったのか?
色々と考えれば考えるだけ釈然とせず、自分が泥沼にハマるのが分かったので「とりあえず有効化出来たからいいや!」と割り切る事にした。
フランスに住んで2年半になるが、この割り切り方がフランスでは必要という事を最近強く思う。フランス流にいう、
C'est la vie.(これも人生さ)
元公務員として最初のこの対応で参ってしまったが、今ではこの緩さが好きになってきた私です。