8月11日(木) à トゥールーズ。最高気温39°。ここ数日間この暑さが続いている。本日は何もやる気にならなかったので読書日にした。久しぶりに本紹介をしたのでそちら↓も覗いてほしい。
本棚21 『Le journal d'un manœuvre』と『Le temps est venu』 - フランス留学生の日記
さて、
毎日フランス語と格闘している私。一方、
日本語を一生懸命勉強しているフランス人の彼女。
彼女はよく、
私は見た目は(イタリア系)フランス人だけど、心は完全に日本人だから!本当に日本人に生まれたかった。。。
と言う。
日本語を勉強しているのが樂しくて仕方ないみたいだ。
日本人としてとても嬉しいのだが、この言葉を聞いてふと外国語を学ぶことについて初めて気が付いたことがあった。
(あえて)結論を話す前に。
これは、何故留学するの?という話にも通じるものなのかもしれないが、
他言語を学ぶ理由として
①多文化理解
→翻って日本についても比較することでより知ることができる
②大学入学や就職活動等でのアピールポイント
→大学入試だけでなく英検やTOEIC等の語学試験
③旅行や仕事で使いたい
などがあると思われる。
私は留学する前、日本にいたときは完全に①だった。フランスから日本(社会、政治)を見たらどうだろうという点が強いモチベーションだった。
③について正直今もフランス語(の他にイタリア語も勉強しているが)を使って仕事をしたいとは思っていない。
ここで先程の気が付いたことに話を戻す。
それは、他言語を学ぶ事は
生まれながらの不自由さを軽くしてくれる物
という事だ。
つまり、彼女は日本人として生まれたかったけどフランス人としてこの世に生を受けた。
そう、人間は生まれる前に場所、時代、両親(最近親ガチャという言葉がある)、言語を予め選ぶことは出来ない。
ただ、後天的に好きな言語を学ぶことによって「言語」に関しては自由になれる。
※国籍に関しては変えることはもちろんできるが見た目はアジア人というのはどうしても無くせない。
まさに彼女が今その状況にいる。
私はフランスが好きでセカンド・カントリーと思っているが、それでも日本人としての誇りは捨てられない。
なので彼女のような考えは私にはないのだが、ふと思った。
ブログに書くほどの事ではないのかもしれないが、気付いたことをメモしたくて書いてみた。
【おまけ】
ガロンヌ川↓沿いの写真です!