フランス留学生の日記

時々更新!フランスでの日々を投稿しまーす!

変な奴に絡まれる😂

9月17日(土) à トゥールーズ。最高気温26°。朝晩は10°近くまで冷え込んできた。寒暖差が激しいのが中々堪える。

 

さて先日彼女と散歩に出かけた際、家の近くで変な男に絡まれました。

その男は20代後半から30代半ばだと思われたが、私と目が合うなり

「なんでお前みたいなアジア人がここにいるんだ?」と言ってきた。

 

そこから外国人批判が始まり、フランス人の彼女が「なんでそんな酷いことを言えるの???」と答えていた。

 

その一連の会話を聞いていてその男が学がない事が分かった。

とにかく話が長い、論理的じゃない。思ったことをダラダラと言うだけで結局何が言いたいのか全く分からなかった。外国人はフランスに入ってくるなという話をえんえんしていた。そんなくだならい話に付き合うのはごめんだった。

加えて一目見ただけでお世辞にもいい服を着ているとは言えないみすぼらしい服装をしていた。

 

学がないからフランスではいい仕事にもありつけないだろうし、また育ちのことをあまり言いたくはないがそのあたりのことも可哀そうに思った。

 

ただ話が長すぎて、さすがの私も堪忍袋の緒が切れてしまったので「お前ペチャクチャうるせーよ」と払いのけて帰ろうとしたらその男が突然殴りかかってきた。

 

抑えられたから良かったが力加減からおそらく本気で殴ろうとは思っていなかった様に思う。

 

「俺は差別主義者が嫌いなんだよ。外国人批判をする前にまず自分を磨けよ」と私は強くその男に言った。

それを聞いてその男はフンって顔しながら去っていった。

 

直接的な差別はスイスで一度経験したことがある。

ただフランスではこれが初めてだった。

秘書時代に反自民の輩の執拗な攻撃を何度も受けたことがあるし、基本そんな下品な言動を取れる人間とは生まれも育ちも違うからと気にも留めていなかった。

同じ日本にいてもそんな人たちとは住んでいる世界が違うように感じていた。

それと同じ経験をフランスでもとうとう経験してしまった。

 

何不自由なく育った環境に感謝しつつ、憂さ晴らしのために外国人攻撃をする人が増えている現状に危機感を持った。

やはり、極右・極左の主張は好きになれない。

 

そんな輩に次出会ったら「ちゃんと歴史を勉強しようね~」と言おうと思う。

 

 

【おまけ】

バイトに行く前に通った小さな公園。
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