フランス留学生の日記

時々更新!フランスでの日々を投稿しまーす!

地方議会の現実 執行部vs議会

6月2日(木)àトゥールーズ。最高気温31°。
晴れてはいたが風が強く、昨日ほど暑さを感じない日だった。やはり風があるとないとでは暑さはだいぶ違う。


さて、本日はフランスとは全く関係ないテーマ。
Youtubeのおすすめ動画として先週出てきたとある動画を見た。


それがこれ↓だ。
https://youtu.be/5ILPGysPZeU
この動画をご覧になった方も多いのではないでしょうか?


【内容】
これはTwitter市長として有名な広島県安芸高田市石丸伸二市長(39)と安芸高田市議会とのドキュメンタリー動画。


数年前本議会場で市長が答弁中にとある議員が大いびきをかいていたのを石丸市長がTwitterで批判し、その後議会から「恫喝」とも取れる事を言われたとの事で市長と議会が対立。


その対立から現在までの状況をドキュメンタリーとして放送された。


【個人的見解】
※出来れば最後まで読んで下さい‼️


最初に言うと、
私はこの動画の範囲内では石丸市長支持です。
なぜなら議会の一貫性の無さがおかしいと思うから。
例えば動画内で触れられていたが、議会がコロナ禍で副市長2人制の条例を制定しておいて、市長が2人目の副市長を公募したとたん財政難という理由(本当は部外者の副市長が嫌だから)で反対し、そして副市長を1人制に戻そうとするなどは可笑しいですよね?


ここで論点整理として、
首長と議会との関係について自分の見解を述べたいと思います。
※長くなります。


この動画のコメント欄を見ると安芸高田市議会への批判と市長への応援コメントで溢れている。


旧態依然とした手法に固執する議会運営や議員にウンザリしている人たちは見ていて腹立たしく思うのは当然だと思うし、なんせ議員たちの言い草が何とも子供みたいな言い訳😅


ただ政治学を学び、議員秘書経験のある私からすると石丸市長の手法にも問題がなくは無いと思う。


この動画では議会への対応方法として「根回し」が全くされていないとある議員が不満を漏らすシーンがある。


ただそれが批判の対象としてだけ取り上げられており、それの大事な理由が動画では触れられていない。


ご存知の通り、
政治の世界は理屈だけではない「義理と人情」の人間関係が複雑に絡み合った世界。


そんな古臭い‼️
と言われるかもしれませんが、そもそも
理屈と数字だけで政治ができるのであれば、それこそ東京大学出身者や弁護士、医師など所謂エリートと呼ばれる方々が選挙なんて通さずにそのまま政治家になればよく無いですか?
もっと極論を言えばAIロボットがやれば良く無いですか?

でも何故政治って誕生したのか?
人と人との間に「争い」が生じるからでしょ?

ちょっと難しく言えば、

人間は自然状態では生きれない

から。

また、何かと不平等なこの社会でも皆が等しく生活出来るようにするために政治が助けるためでしょ?


つまり人間と人間の営みがそこにあるから政治が必要なのであって、その人間が抱く感情を抜きに政治は語れないのです。


だからこそ、自分が正しい‼️と思っていてもある程度相手との歩み寄りは必要なのです。


そこに「根回し」という物が日本の政治風土で必要とされる理由なのです。
これは日本だけではなく、外国でもその言葉が使われているかどうかは別として同じような営みがされています。


どんなに議会や議員に対してバカ野郎!老害!と思っても、現実の政治課題を解決するためにはある程度の根回しと協調が必要。


特に日本の地方議会は二元代表制。
首長も議員も双方ともに市民から選ばれているという点からも協調関係は必須。


石丸市長の仰る事は本当に分かる。
低レベルな質問をする議員や、質問勧告書を読むだけの本議会への不満など「今の時代になんなの?」と私も思いますが、

それを変えるためにどうする?

という視点が政治家には必要で、その為には議会との関係が重要なのです。


安芸高田市は賛成、反対と意見をぶつける以前の状態の様な気がします。


と、生意気な事をツラツラ書いてきたが、
当事者でもないフランスで学生をしているヌクヌクの私の様な立場だからこそ言えるコメンテーターの様な戯言と思って頂けたら幸いです。


つまらない話をしてしまったので、
ルーブル美術館の写真↓をどうぞ^_^





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