フランス留学生の日記

時々更新!フランスでの日々を投稿しまーす!

リヨンのレジスタンス博物館について😊

皆さん、こんにちは!

 

本日は以前のブログで誤って削除してしまったリヨンにある「レジスタンス博物館」↓について再投稿しようと思います!!

 

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削除してしまった時からすぐに再投稿しないととは考えていたのですが、なかなか出来ず、本日、下の記事↓をみて今日投稿しようとなりました(#^.^#)

 

www.lemonde.fr

 

亡くなったダニエル・コーディエ氏の簡単な略歴は、

第二次世界大戦期のフランスでRésistance(レジスタンス)運動をしていた方で、レジスタンスの英雄ジャン・ムーランの秘書をしていた方です。戦後は1946年のド・ゴール将軍の最初の下野から政治的な活動はやめられて、美術の世界で活躍されます。享年100歳。

 

早速マクロン大統領もSNSで弔辞↓を送られました。

 

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ダニエル・コーディエ氏について今日初めて知りましたので、この記事以上の事を知りませんが多数ご著書も出されているので機会があったら読んでみたいと思います。

心からご冥福をお祈りします。

 

 さて、こちらを見学したのは私がリヨンにいた2020年7月15日でした!

正式名称は、

 

Centre D'histoire De La Résistance Et De La Déportation 

(レジスタンス博物館)

 

です!!!

 

簡単に、レジスタンス運動について。

1939年にナチス・ドイツポーランドを侵攻したことによって始まったのが第二次世界大戦。そしてフランスはドイツ軍の「電撃戦」によって敗北し1940年6月降伏します。

そしてフランス北部をドイツが占領し、南部をヴィシー政府(ドイツの傀儡フランス政府)が統治することになります。そのヴィシー政府の主席がペタン元帥です。

対して、この傀儡政権を良しとしない人々が居ました。その人たちが反ナチス、反ヴィシー政府で活動しました。その運動の総称を「レジスタンス」と言います。

Résistanceとは「抵抗」という意味の言葉ですが、フランスではWWⅡ時代のこの運動のことを指します。

レジスタンスで有名な人物と言えば、フランスの英雄シャルル・ド・ゴールと、レジスタンスの英雄ジャン・ムーランです。

 

さて、中に入ってみましょう!!

こちら↓が入り口です。

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住所 14 Avenue Berthelot 69007 Lyon

 

営業時間 現在休業中

     水、木、金 10時~17時30分

     土、日   10時~18時

     月、火    休館

 

行き方 トラムT2 station centre berthelot scienc po lyon で下車目の前

 

料金 大人 8€

   18歳以下、身体障碍者等 無料

 

HPはこちら↓です! 

Musée d'histoire de la Seconde Guerre Mondiale à Lyon.

 

入り口を抜けるとこのような中庭が見えますが、レジスタンス博物館はリヨン政治学院という学校の敷地内にあるようです!!
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ここが博物館入り口↓です!

上の中庭の写真の左奥側にあります!
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館内に入るとき係の方からマスクの着用とジェルを手に付けて下さいと言われました。

そして入って左側にある受付でお金を払って入場します!

こちらで英語の音声ガイド3€(18歳以下は1€)で借りることもできるみたいです!

 

パンフレットをもらうと一階のシアタールームに行って映像を見た後、二階の見学スペースへ上がってくださいと言われました。

 

シアタールームでは写真を撮るのはやめてくださいと言われましたので撮れませんでしたが、内容は1980年代の裁判映像でした。

被害者なのか泣きながらお話されていたMadameが印象的だったのですが、それ以上に印象に残ったのが隠れていた戦争犯罪人の方が出廷して、淡々と当時の事を話していたの所でした。

 

20分程映像を見た後、言われた通り二階に上がります。

 

シアタールーム前の壁に貼られていた戦争映画のポスター↓
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二階には様々な展示があり、すべてフランス語表記です。

 

ド・ゴールからジャン・ムーランへの手紙の展示↓
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こちらがレジスタンス運動の英雄ジャン・ムーランについての展示です

まるで俳優さん?と思えるようなイケメンですよね!
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バラバラに活動していたレジスタンス運動をしっかり組織化するためにロンドンにいたド・ゴールに会いに行くだけでなく、スペインやイタリアとも連携を図った彼であったが、リヨン郊外で会議の最中裏切りに会い逮捕され拷問の末、44歳で亡くなりました。

 

ヴィシー政府統治時代の町や民家内部の様子を再現したスペース

光が反射して見えにくいと思いますが、入り口のパネルには

「souvenirs des annees noire(暗黒時代の思い出)」と書かれてました。

精神的にも物理的にも暗かったことがわかります。
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こちらは民家内部↓です

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やはり、国家元首肖像画は部屋の一番目立つところに飾られてます。

フィリップ・ペタン国家主席。この方は第一次世界大戦でフランスを勝利に導いた英雄だった。
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このスペースを出るとお土産屋さんがあり、その隣に館内の出入り口スペースに出ます。

 

以上、リヨンのレジスタンス博物館についてでした!!!

レジスタンスというとどうしてもド・ゴール将軍がパッと浮かびますが、知れば知るほど多くの方がフランスのために犠牲になったのだなぁとしみじみ。

 

日本の歴史を眺めて、私は父方の祖父母が生まれた大正時代がとても好きなのですが、昭和に入り満州事変辺りになってくると結果を知っているからかそこからの14年間の歴史を振り返ることがどうしても出来ませんでした。

でも外国の大戦期の歴史を調べていくうちに少しづつその抵抗が弱まっている感じがしてます。それについてはいつか投稿できたらと思います。

 

とても重たい内容の記念館なので、私の様な歴史好きには何時間でも過ごせる場所かもしれませんが、興味がない方にはつまらないかなぁと思います( ´艸`)

 

でも目を背けることのできない近い歴史です。是非見学してみてください!!