フランス留学生の日記

時々更新!フランスでの日々を投稿しまーす!

本棚7 『パリでメシを食う』『パリの国連で夢を食う。』-川内有緒

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皆さん、こんにちは!!

 

本日皆さんにおすすめする本はこちら↓の2冊です!

①川内有緒 『パリでメシを食う』幻冬舎文庫 2010

②川内有緒 『パリの国連で夢を食う。』幻冬舎文庫 2017

まず著者、川内有緒さんについて。

1972年東京都出身。日本大学芸術学部放送学科を卒業後、ジョージタウン大学大学院(中南米地域研究)で修士号取得。その後アメリカのコンサル会社、日本のシンクタンクで計6年勤めた後2004年からパリにある国連教育科学文化機関で勤務。パリで5年半過ごした後日本に帰国されて、現在はフリーランスの作家さんとして活躍されています!

 

2冊とも非常に面白おかしく拝読しました(#^.^#)

本を読む醍醐味は、ややもすると刺激のないマンネリしがちな日常を超えて、普段なら見たり経験できない事を「言葉」を通じて経験させてくれる事だと思っています。それが時代、国が違えば自分の好奇心はさらに強まり、ドンドン本の世界に引き込まれていく。だから司馬遼太郎さんや藤沢周平さんが今でも多くの日本人に読み継がれているのだと私は思っています!!

そういう意味で本著も川内さんの国連という僕には遠い世界で仕事をされていた話と、著者がパリでの生活から感じた異文化との接触が私には非常に面白かった。

 

現地でのトラブル(住宅や郵便物等)は今の私には痛いほど理解できますが、②の本では日本のシンクタンクでの仕事中に国連職員募集の広告を見つけて、無理だろなぁと思いつつ思い切って応募して半年以上待たされた末に採用されたり、パリで国連職員として働いていた時「ソルボンヌ」という名前の響きが気に入り、フランス語がそこまで出来ない(ご本人が本の中で仰っています)のにソルボンヌ大学での教鞭(講師)を引き受けたり、その行動力はかっこいいと思いましたし、運を自ら引き寄せているように思いました!(^^)!これって大事なことですよね。

加えて、国連職員という仕事の事も書いてあるのでその仕事について知ることもできるかと思います!川内さんも本著で書かれていますが、その居心地の良さに退職する時同僚や上司から止められるのですね。それほどいい職場環境と待遇ということです。

①の方は、パリで住む様々な職業の方々のお話。異文化の中で気張ることなくマイペースに生活されている方々の姿は読んでいて気持ちがいいものでした!

私には②の方が面白く読むことが出来ましたが、2冊ともおススメです(*^-^*)