皆さん、こんにちは!!!
本日は、自宅アパートから徒歩1時間半かけて行きましたあの有名な
「ミラボー橋(Le Pont Mirabeau)」↓について投稿します!!!
ミラボー橋とは?
ミラボー橋はパリを流れるセーヌ川にたくさん架かる橋の1つで、左岸15区のコンヴァンシオン通りと右岸16区のレミュザ通りを結んでいます。この名前の由来は、フランス革命初期の中心メンバーだったミラボー伯爵みたいです!全長173m。
これだけだと「パリにあるただの橋じゃん!!!」となってしまうかと思いますが、私がここを訪れたのはフランスの詩人ギヨーム・アポリネール(Guillaume Apollinaire)の代表作「ミラボー橋」に行ってみたいという想いからでした!!!
実は私はこの方を知ったのが昨年12月のクリスマス笑!!!いただいたクリスマスプレゼントの中に彼の詩集「アルコール(Alcools)」があり、興味本位で読んだのがきっかけでした。そして調べてみてパリに行ったら実際に行ってみようと思ったのです。
ミラボー橋横の銘板↓です!ここには彼の詩「ミラボー橋」の最初の6行が刻まれています。わたしはこの最初の6行がとても好きです!
Sous le pont Mirabeau coule la Seine
Et nos amours
(そして我らの恋も)
Faut-il qu'il m'en souvienne
(私も思い出さないといけないのか)
La joie venait toujours après la peine
(喜びが来るのはいつも苦しみの後だった)
Vienne la nuit sonne l'heure
(日も暮れよ、鐘も鳴れ)←堀口大學先生の訳です。
Les jours s'en vont je demeure
(日々は去っていき、私は残る)
この詩の内容はアポリネール自身の実際の体験で、実らなかった女流画家マリー・ローランサンとの愛(amours)をミラボー橋の下を流れるセーヌ川の流れに例えて表現しています。
自分の想いとは裏腹に、時は流れ、それは二度と戻ってはこない。古今東西人間の悩みは同じなのです。その本質は今も変わりませんね。
以上、「ミラボー橋」についてでした!
この辺りにはさして観光地があるわけではありませんが、興味がある方はアポリネールが立った場所と同じところに是非立ってみてください(^^)
ミラボー橋の中心からエッフェル塔を望む写真↓です!夕方頃に行きましたが、私以外にも何人か写真を撮っている方々が居ましたが、時折通る車の音以外はほとんどしない落ち着いた所でした(*^-^*)
※因みに「ミラボー橋」は歌にもなっているので興味がある方は調べてみてください!!