2024年6月23日(日)午後
私が週に3日間働かせてもらっているパリ12区にある寿司レストラン「TOTTO」に作家でミュージシャンの辻仁成さんが来てくれました!(*^_^*)
早速辻さんはご自身のブログ↓に投稿されています笑
滞仏日記「パリで高くなく、本格的で、心地よいすし屋を発見したので、ご報告なのだ」 | Design Stories (designstoriesinc.com)
レストランについては以前フランス語で投稿していますのでこちら↓も一緒にご笑覧ください!
私は今のレストランではplongeur(皿洗い)、電話対応、シェフの料理補助として働かせてもらっているので実際に辻さんとお話はしませんでしたが、お越しいただいた時に目が合って「あれ、辻さんに似てる人だな???」と思いましたがご本人でした笑
私の中で辻仁成と言えば『冷静と情熱のあいだ』。小学生3、4年生だったかの時に母がこの本を読んでいたので私も読んだのですが難しくて少年だった私には全く分かりませんでした笑
さて話を変えて。
辻さんもブログで書かれているように、パリで質の良いお寿司屋さんを見つけるのは中々難しい。。。中国人(まぁアジア系かな)経営の安すぎるお寿司屋さんも多いし(-_-;)
寿司屋!と書いてあるのにメニューにラーメン・カレー・串焼き・うどんなんでも御座れみたいな???しかも寿司と言っても🍙か?っていう握りもあったり、よく分からないカラフルなソースがかかってとても食べれたもんじゃないのもある😆
こっちの人にはそれがいいのかもしれないけど、あれはもはや我々の想像する寿司ではない。
お客さんの中には「ここは高すぎる!!!前に行った他のお寿司屋さんはここの半分だった!!!」と言う人がたまにいます。
「だったら偽物の寿司とは言えない安い寿司屋に行けば???本物を一生理解出来なくて残念だね」と思いましたが、まぁこれはパリに限らずストラスブールでもトゥールーズでも感じていました。
政治学を学んでいる身としてはソフトパワーという概念の重要性をフランスでは特に感じます。
ソフトパワーとは「その国の有する文化や政治的価値観などの魅力に対する支持や理解」のことで、軍事力や経済力などの強制力が伴うハードパワーとは対の概念です。ソフトパワーの本質はまさに「共感」です。
国家とか大きな話になってますが我々の生活レベルでもこの概念は使えます。
19世紀後半多くの印象派の画家たちがジャポニズムに影響されたように、日本文化に対する理解・尊敬が私のパートナー含め多くのフランス人が持っていると思うからです。
他には漫画の力は私の想像を大分超えて人気がありますし(実際院の友人は私なんかより全然詳しい笑)、ジブリはもちろんのこと、村上春樹、島崎あき、水林章などの現代文学作品も人気があります。
ただレストランについて言えば、
本物とは言えない美味しくないお寿司でしかも日本人がやっていないお店があっちこっちに点在して「これが日本食だ!!!」とこちらの人に思われるのは一日本人の私にはいかがなものかと思うのです(-_-;)
辻さん来店の話からだいぶ飛んでしまいましたがこちらに来て思う歯がゆい事の1つをここで披露しました。
「また来ます!」と仰っていただけたので(社交辞令じゃないことを祈りつつ笑)、次回もお会いできることを楽しみにしています(*^_^*)
【おまけ】
今月頭に散歩したリュクサンブール公園です!