皆さん、こんにちは!!!
本日は来年2022年に行われるフランス大統領選挙でフランス共和党の候補者になったValérie Pécresse(ヴァレリー・ペクレス)氏↓について投稿します!
フランス共和党の大統領選挙の立候補者による討論会は過去のこちら↓の記事をご参照ください!
フランス共和党( Les Républicains 通称LR)???
フランス共和党はフランスの中道右派政党で、その起源は現在の第五共和制の創設者ド・ゴール元大統領の支持基盤であったUNR(新共和国連合)まで辿れます。その後1976年にジャック・シラク元大統領によってRPR(共和国連合)、2002年にUMP(国民運動連合)と時代に合わせて改組され、現在の共和党は2015年に結成されました。その起源から分かるように、ドゴール主義を基盤にした保守中道政党です。2017年の大統領選挙では第一回投票で第3位に終わり敗北しましたが、エマニュエル・マクロン氏が大統領になってからは、国民議会(日本でいう衆議院)では野党第一党で、エドワード・フィッリプ(Édouard Philippe)、ジャン・カステックス(Jean Castex)の2人の首相を出しています。
ヴァレリー・ペクレスってどんな人???
本題に戻すと、今回そんなフランス共和党の大統領選挙候補者になった彼女は、1967年7月14日生まれで現在はイル=ド=フランス地域圏知事です。HEC経営大学院(←ビジネススクールの名門グランゼコール)と国立行政学院(行政系の超名門グランゼコール)出身の超エリート政治家です。卒業後は国務院、大統領府で勤務(シラク大統領の演説原稿を作成していたとか)し、2002年に下院議会議員選挙に立候補し初当選。その後は2007年に高等教育研究大臣、2011年には予算大臣を歴任。一度共和党を離れ自身の政党「自由になろう!(Soyons libres!)」をつくりますが、現在は復党しています。
ぺクレス氏のHP↓です!
Valérie Pécresse 2022 - Pour la fierté française retrouvée (valeriepecresse.fr)
私は来年の大統領選挙ではマクロン大統領と彼女に注目しているのですが(政治的な立ち位置が近いからです)、その理由の1つに彼女は政治の師であるジャック・シラク元大統領と肩を並べるほどの親日家みたいなのです^^
調べてみたら、10代の時東京でカメラやビールを売りながら日本語の勉強をされていたのだとか!彼女が日本語を話している動画↓を見つけました!
先月日本国政府から、日仏の相互理解に寄与したとして「旭日中綬章」が送られています。
以上、ヴァレリー・ぺクレスについてでした!
私個人的には、安全保障・経済政策は彼女と近いのですが、同性婚に懐疑的で移民問題にとても厳しい政策を掲げているので(極右とされているゼムール氏とそこまで変わらないのでは?と思う程です)半々な所ですが、あと4か月ちょっと、経過を観察していきたいと思います!