真夜中に秘書時代にお世話になった方々へ近況報告を兼ねてトゥールーズの観光名所のポストカードを使って手紙を書いている。
書いていると秘書時代にあった様々な事が思い出され、懐かしさで胸がいっぱいになる。
フランスに来てから3年が経ち、最近はあらゆることが全く思い通りにならず立て続けに、本当にもう次から次へと色んな事が起きたものだからかなり気落ちしていた。
元々pessimisteでもfatalisteでもないのだが今回ばかりはかなりpessimisteになっていた。
自分というキャラクターが壊れていくような感じだった。
ただ手紙を書きながら公務員時代、秘書時代に自分が抱いた政治への想い、自分がその世界で得た知見がこのままではいけないと改め気付かせてくれる。
自分のやってきたことが今の自分を鼓舞している不思議な感じだ。
常に目の前や遠い目標に向かって前を向いていくのが自分的なスタイルだったが、今回は中々前に行けずそんな私をよそに時間はいつものごとく過ぎ去るだけだったのだが、やはり今自分がここにいる理由、その想い、ある意味野心は何なのか?
手紙は自分の心を整理できる。
昔から私が手紙が好きな理由だ。
滅気ずに頑張ろう!!!とフランス時間で夜中2時半に小さく誓った。