先ほどニュースを見ていた時に少しショックな記事↓を見つけました。
Ile-de-France : le passe Navigo mensuel coûtera 84,10 euros en 2023 (francetvinfo.fr)
内容
パリ地下鉄とパリ郊外を走るRERやバスを運営しているイル=ド=フランス交通公社(Île-de-France Mobilités (IDFM))が来年2023年1月から交通料金を約12%値上げすると表明した。
具体的には、イル=ド=フランス地域圏で使えるICカード定期乗車券NAVIGO(5ゾーン内なら乗車区間に関係なく均一料金)は現在大人料金は月額75.20€ですが、来年1月からは84.10€になり、パリ地下鉄のチケット代はパリ20区内均一で1.9€から2.10€になるらしい。
上記の記事によるとヴァレリー・ぺクレス地域圏知事(半年前の大統領選挙に出馬した共和党の政治家で、フランス交通公社の社長でもある)が政府に補助金要請をして、国はその要請を受け2億€の支援を発表したとのこと。それでも値上げは避けられなかった。
個人的な感想
フランス政府は2024年開催のパリオリンピック・パラリンピックだけでなくグラン・パリ計画(サルコジ元大統領時代に決まったパリ地区都市大改造計画)を進めなければならない所に今回のインフレとエネルギー危機をもろに受けた。それへの一つの対応が今回の料金値上げというわけだ。
前回の東京オリンピックを見て思っていたのだが、オリンピック開催国は国の威信をかけて大会を成功に導くという使命がある。それはとても尊いし私も東京オリンピック開催賛成は一度も変えなかった。
でもその成功のために、言い換えればスポットライトを浴びる華やかな部分の多くはたくさんの人々の労苦の下でなされているという事実を改めて感じた。
まぁ個人的な話をするとちょうど来年1月末にトゥールーズからパリへ単身で引っ越す予定なのでこの話は他人ごとではなくなってしまったのだ(-_-;)
トゥールーズにいても物価が日に日に上がっているのが分かる。
日本円を使いたくないのでフランスで、€でたくさん働かなければ。。。
【おまけ】
パリに居たときに住んでいた部屋からの眺め↓です!😊