1月21日(土) à Lavelanet.最高気温2℃。
パートナーの従兄妹さんの運転で彼女の実家があるLavelanetという街にいる。
トゥールーズから車で40分程行った所から道路に雪が残こるようになり、また街に近づくにつれて雪が降ったり止んだりの天気に変わった。
21:30現在、気温は0°でかなり寒い。
今月末からパリに引っ越しをするのでその前に会おう!ということで今日はLavelanetへ。
お義母さんとは昨年7月に会って以来で実に半年ぶり。
先月の日本帰省について話をしながら反対にパートナーの家族の話を深くまたたくさん聞いた。
パートナーの母方の祖母はイタリア人。私が関心があるムッソリーニから何とか逃れてフランスに来た話。
お義母さんはフランス生まれのフランス人だがやはり話に聞くイタリア(のベニス)には愛着と懐かしさがあるという。
私がイタリア語も勉強していると聞いてとても嬉しそうだった。
お義母さんの部屋の前に飾られているイタリア・ベニスの絵↓
またお義母さんもパートナーに負けないくらい読書家なのだが、彼女の家族は父方母方みな読書が大好きみたいだ。お義母さんの本棚にはスタンダールから始まりユーゴー、バルザック、サン・テグジュペリ等の本がズラーと並んでいて加えて聖書や最近の小説家の本も置いてある。政治系の本はあまり読まないが政治には関心はあるという。
1番私が興味深かったのはパートナーの2番目のお父さん(10年程前に亡くなった)は元政治家でLavelanetの近くの町の市長だった。
政治を勉強している私はつい熱が入ってしまいたくさん質問すると丁寧に答えてくれた。
お義父さんはシラク元大統領の熱烈な支持者で政治的には完全右派。そしてパートナーにはニコラ・サルコジ元大統領が有名になる前から「ニコラ・サルコジっていう若い男がパリにいるのだがあいつは絶対将来大統領になる」と話していたみたいです。
「実は私の母方も政治家の家系です」と話すと「だから大学で政治学を勉強して秘書をしてたんだね。余程政治が好きなんだね」と。
ただ今だからこそお酒を飲みながらフランス政治や地方自治についてお義父さんと話してみたかった。
Apéritif (食前酒)!
初めて飲んだが無茶苦茶美味しかった。
雪が降りとても寒いが色々と話をしながらディナーを食べたので身も心も満たされた✨
各家族にはそれぞれの家族史がある。
身近な人の家族史を聞いて歴史に翻弄されながらもその中でしっかり生きてきたという強さと、そして自分との不思議な縁を感じた。
埼玉県北部出身の私とトゥールーズにいたパートナーが不思議な縁で繋がり共に生活を営んでいる。また縁あってこれからパリへ戻る。
縁とは不思議なものだ。
パートナーが学生時代使っていた机↓みたいだが、今はちょっとした本棚に笑