https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA160HP0W3A510C2000000/
自民党総務会は16日、LGBTなど性的少数者の理解増進法案の修正案を全会一致で了承し、公明党も含めた与党案として19日に開幕する主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)前の国会提出を目指す。
とのこと。
社会のニュースを扱う日本のとあるyoutuberを久しぶりに見たのだが、その時に取り扱っていたのが歌舞伎町にできたジェンダーレストイレについて。
LGBTに対する差別だけでなく差別は全般的に良くないこと。その前提にたって今回の理解増進法案について少し思うところがある。
今回の法案提出の裏には、
世界の先進国35か国の調査でLGBTに関する法整備ワースト2位とされた日本
というのがあると思われる。
この法案(まだ成立していないので法案)は一見すると性的マイノリティー者に関する施策推進へ政府が基本計画を作り、そして実施状況を公表することを国に義務づけ、また企業や学校にも必要な対策の実施を求めることができる、のでとてもいい内容のように思われる。まぁないよりあった方がいい的な流れがある気がしなくもない。
また確かに上記の理由には合致してそうだが、果たしてどうなのか個人的には疑問が残る。。。
まず、G7前に国会への法案提出を目指すという拙速感が気になる。男女平等やLGBTなどの社会的価値について日本より進んでいる???欧米へ向けたポーズのように思うのだ。
というか欧米を何においても先進国として日本も!という考え方が気に入らない。そろそろこういう思考をやめた方がいい。
私の考えとしては日本の社会システムにおいてどこをどう変えていけばいいのか、そこでの合意形成を拙速ではなく少しずつ地道に進めていくことから始めないと社会的な分断、もっと言えばそう思う派と思わない派での対立(今はやりの反対側の人やグループへのレッテル貼りや罵詈雑言がsns等で拡がると思われる)が深まると思う。この合意形成には最低2,3年は必要だろう。
時間はかかるし100%変わることも期待出来ないが、このような問題はそうするしか社会に馴染まないと思う。
日本は外圧がないと変わらないという考え方(ペリー来航やマッカーサーのGHQなど)を持つ人が多いのもよく理解している。
ただ、社会的コンセンサスがないのに進める意味がよく分からない。もう少し時間をかけようよと強く思います。
【おまけ】
先週末にオペラ地区を散歩しました😊