ぱっとしない天気が続くパリ。
晴れたと思ったら急に滝のような雨が降りだして、また晴れるの繰り返し。
気温も暑かったり、寒かったりで春なのか疑いたくなる日がある。
でもサマータイムが始まってから21時近くまで明るいのはいい。
昨日(4月15日)の朝、目が覚めると日本の友人やフランス人の友人からメッセージが入っておりその内容は岸田首相が狙われただった。
えっ、また!?と驚き、直ぐにニュースを確認すると内容は詳しくなかったものの出来事の内容は概ね確認できた。
今回も昨年の安倍元首相の時と同じ状況で、国の行政のトップを狙った未遂テロ。
こんな時だからこそ、
テロ・殺人はどんなことがあっても許さない!!!
という断固たる姿勢が右派左派問わず重要だと思うのだが、
ただ安倍総理が凶弾に倒れた際に、反安倍の人たちが行った犯人英雄視的発言や「犯人にもそれを行わざるを得ない事情があった。彼のような人間をつくってしまった社会、もっと言えば政治が悪い」のような言説に腹が立った。
そんな倫理的、道徳的なところまで政治は関与しないといけないの?と思うのだが結構これを言う人っている印象(-_-;)
少し視点を変えて、日本犯罪史上類を見ない津山事件をご存知の方は多いと思う。
犯人の青年が同じ村に住む住民30人もの命を奪った動機は確かに同情すべきところがあるのかもしれない。この事件について知った時私も「可哀そう」と思った。でもどんな理由や事情があれ他人の命を奪っては絶対にいけない。
それは515事件や226事件のような政治家や政府トップの人間を狙うのも同じ。政治家だから、社長だからいいということにはならない。
犯人がどのような動機で犯行に及んだか?なんて私には興味のない事だが、これからも政治家を狙ったテロが増えると思われる。ああ、こわや、こわや。
さて話を変えて、アルベール・カミュの『異邦人』↓を原書で読んだ。
この本を読んだのはこれで3回目。
1回目は高校1年生の時。2回目は秘書時代にフランス留学を決めてから読み直した。
この2回はもちろん日本語で。
そして今回はフランス語で。
今年1月の誕生日に自分への誕生日プレゼントとしてトゥールーズの古本屋で購入したものだ。
主人公のムルソーの人となりについてわかる所と分からない所がある。
まぁ、カミュにとって太陽が持つ意味が大きいという解説は納得。
読書に関して言えば、レストランでの仕事を始めてからめっきり読めなくなってしまった。だいぶ慣れてきたから今後はもっと読めるだろうと思われる。
読みたい本が大量にあるから夏までにそれらを読み込みたい、といっても30冊はあるけど。
今は、この本↓を読んでいる。
フランスで政治を学ぶ者なら読まなければならない本。まだ著者についてのページしか読んでないが楽しみだ。