フランス留学生の日記

時々更新!フランスでの日々を投稿しまーす!

クレマンソー博物館に行ってきた!

5月23日(火)の午後、仕事の合間にパリ16区にある、

 

Musée Clemenceau(クレマンソー博物館)

 

に行ってきました!!!

こちらの博物館はクレマンソーが1896年から1929年に亡くなるまで住んでいたアパートを博物館にした施設でトロカデロ広場から徒歩5,6分のところにあります!

以前ストラスブールに住んでいた時に友人とド・ゴール記念館↓に行ったことがあり、他に政治家の記念館や博物館はないか調べていた時にここがヒットしました。

 

masafra.hatenablog.com

 

 

クレマンソーって誰???

ジョルジュ・クレマンソー(1841年~1929年)↓はフランスの元首相で第一次世界大戦においてフランスを勝利に導いた政治家として有名です。他にも1894年のドレフュス事件の際はドレフュス擁護の論陣をはりました。彼は政治家だけでなく、医師、教師、ジャーナリストなどを多彩な活動をしてきたみたいです。

また下に記すように彼はアジア、特に日本に強い関心があったみたいで加えて日本の多くの有名人とも交流がありました。例えば西園寺公望(後の日本の首相)とは彼がパリ留学時代に同じ下宿で過ごした仲で、また乃木希典(陸軍大将)とも親交があったとか。

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難しい話はこのくらいにして、中に入っていきます!!!

 

入口↓です!!!

ドアの横のクレマンソー博物館という呼び鈴↓を押すと扉が開きます!
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住所:8 rue Benjamin-Franklin 75116 Paris

開館時間:火~土 14時~17時30分(1階部分のみ17時)

    日・月、祝日 閉館

料金:18歳以下 無料

  19歳~25 3€

  26歳~ 6€

その他学生や障がい者の方は割引がありますので窓口の方へ要確認

 

詳しくはこちらの博物館のHP↓をご参照ください!!!

accueil - Musée Clemenceau (musee-clemenceau.fr)

 

入口を入ると奥に進み下の写真の右奥の扉↓を入ります!
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入るとすぐ受付があり、そこで料金を支払うと「まず二階から見学してください」と言われました。なので受付にあるエレベーター(とても小さい)か階段↓で上へ行きます。

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上に行くと彼の生い立ちから人生を振り返る展示があります!

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クレマンソーはアジアに強い関心があったらしく、訪れた国の写真も展示されています。 f:id:MasaFra:20230527231602j:image

 

またクレマンソーは北米、南米大陸にも足を運んでいてアメリカではフランス語教師をしていました。因みに最初のアメリカ滞在時に奥様と出会っています。

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一人で「クレマンソーとアジア」という展示をゆっくり見学していた時に14、5人の見学グループがどっと入ってきました。広くないので出ることもできず一緒にガイドを聞いていました。クレマンソーは当時の芸術家との交流がありその影響からかジャポニズムに強い関心があり、彼自身は生涯にわたって日本の地に足を踏み入れることはありませんでしたが「日本に行くことが出来ず残念だった」と言っていたみたいです。

そんなガイドを聞きながら数分して館内ガイドの女性が私を見つけて「あなたは何人?中国人?」と聞いてきました。私はそのタイミングの良さに苦笑しながら「いえ、日本人です」と答えると、団体の皆さんから歓声があがりました笑

握手を求めてくる男性も笑よくわからない一体感でした(*^_^*)

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隣の部屋には彼がジャーナリスト時代の記事や着ていた服↓が展示されていました。
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また、クレマンソーのアジア・コレクションもいくつか展示されています。

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下に降りると、今度は実際に彼が使っていた部屋が当時のまま残されています。

その時に窓口の方に音声ガイドは必要かどうか聞かれました!(^^)!

 

居間↓です!
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居間の横にあるお風呂と洗面所↓です。
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彼の寝室↓です!壁には日本画が飾られています。
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このベット↓で亡くなったみたいです。

横にある電話は常に官邸に連絡が出来るように設置されていたとのことです。
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図書館か!?と思うほどの蔵書数です。
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机の上には香合↓がいくつも置かれています。ここの部屋の壁にも本がびっしり詰まった本棚が並んでいました。
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中庭↓です!
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以上、クレマンソー博物館でした!(^^)!

クレマンソーという名前は通りの名前だけでなく駅名、空母の名前にもなっていますのでフランスでは知らない人はいないと思います。

ただ個人的に印象的だったのは上記の彼の蔵書数です。

私のフランスの政治家のイメージ通り教養がある人物だったことは容易に想像できます。調べればもっと面白い人物だと思うので、勉強していきます!

 

小さい博物館ですが、職員の方も優しくアットホームな雰囲気なので是非行ってみてください!