1月22日(月)
パリ7区にある
L'hôtel des Invalides(通称アンヴァリッド、廃兵院)
に初めて行って来た。
アンヴァリッドはルイ14世が傷病兵を看護する施設として建設した場所。
現在はナポレオンの墓がある場所として有名だが、実はフランス革命の時に民衆が武器、弾薬を奪うためにここに来てそれらを持ってバスティーユ要塞を襲撃した。つまりある意味「フランス革命の発端」となった場所でもある。
住所:129 Rue de Grenelle, 75007 Paris
開館時間:日~土 10:00~18:00(11月~3月 17:00まで)
料金:15€
※アンヴァリッドはナポレオンの墓に加えて軍事博物館(Musée de l'Armée)やレジスタンス解放博物館(Musée de l'Ordre de la Libération)等がある複合施設。15€で全ての施設の拝観が可能。
※18歳以下、欧州連合加盟国在住者の26歳未満の在住者 無料
※その他割引有
詳しくはこちらの軍事博物館のサイト↓をご参照の程。
Accueil - Musée de l'Armée (musee-armee.fr)
この日はまずレジスタンス解放博物館を見学し、その後ナポレオンのお墓に。
中に入ると入口でアンヴァリッド拝観共通券を機械にかざして入る。出入口横にはちょっとしたお土産コーナーがあったが内容はレジスタンス解放博物館と同じ物だった。
入館したのは14時15分で老夫婦や小学校の社会科見学のグループが数十人いた。
上のドーム↓の感じ。
入館し上の写真のドームの真下にナポレオンの墓↓がある。
またここには彼のお墓を囲むように彼の家族のお墓や歴代の軍人のお墓もある。
これ↓はフェルディナン・フォッシュ将軍(第一次世界大戦時の将軍)のお墓。
入口から入って一番奥↓はこんな感じ。
下に降りてナポレオンのお墓を近くで見ることが出来る。
フランスでもいまだに評価が分かれるナポレオン。ジャック・シラク元フランス大統領はナポレオンの事が大っ嫌いだったのは有名な話。私のフランス人パートナーも彼を事を評価するのは本当に難しいと言っている。
近くにあったナポレオン二世(ナポレオンの息子、1811年~1832年)のお墓↓。
地上に上がって、
ジョゼフ・ナポレオン(ナポレオンの兄、1768年~1844年)のお墓↓
以上、簡単なナポレオンのお墓について。
何度も行こう行こうと思っていたが中々行けずにいた場所の1つがここだった。
日本の幕末、明治維新時に当時の武士たちに多大な影響を与えたナポレオン。また維新後も彼が制定し広めたナポレオン法典は日本社会に今でも影響している。
軍事博物館やレジスタンス解放博物館はちょっとマニアックな展示が多いですが、ここは静かで厳かな場所。
行かれたことのない方は是非。