こんにちは、こんばんは!
この投稿はリヨンに居た時に考えていたものについてです!
↑運動不足解消の為バスやトラムを使わず1日1万歩目指して歩いてます!
Le Rhône(ローヌ川)をパシャリ、2020年7月5日撮影。
フランス留学に関係ありませんが、高校野球の越境入学について少し考えていた事を投稿します。
確かに以前もこの様な事はありました。
2012年夏の甲子園決勝
八戸光星学院のレギュラー9人のうち5人が大阪出身で地元の子は2〜3人だったのが話題になり「大阪第二代表」とネットでは言われていたのです。
結論から言うと私はレギュラー9人中全員が地元の子である必要は全くないと思ってますし、0〜3人でも全然いいと思ってます。
理由は2つあります。
1️⃣学校選びはその学校が持つソフトパワーに依る所が大きいと思うからです。
どういうことか??
少し難しいですが、ソフトパワーとは国際政治学の用語の1つで「その国の有する文化や政治的価値観などの魅力に対する支持や理解」のことで、軍事力や経済力などの強制力が伴うハードパワーとは対の概念です。つまりソフトパワーの本質は「共感」です。←私がフランスの教養主義的文化に惹かれたのと同じです😆
この概念を高校選びに落とし込みます。
そうすると、何故その学校を選んだのか?という問いに答えられます。
14、5歳の子が野球で学校を選ぶ理由は、
①その学校の監督の下で教わりたいから
②プロの世界で活躍するその学校出身のOB/OGに憧れているから
③施設などの環境が良いから
④中学時代の監督・コーチのツテ(=学校の外交力)
⑤選んだ学校ならその地域で甲子園に出れる可能性が高いから
⑥スカウトマンの対応が良かったから
などがあるかと思います。
でも上記の6つの理由はどれもその学校の持つブランド(=ソフトパワー、魅力)に惹かれての理由です。
これは他のスポーツにも当てはまると思います。
もちろん「地元の行きたかった学校の試験で落ちた」とか「内申点が足りなかった」や「親やクラブの監督が自分の知らないところで勝手に進路を決めてたから何も言えなかった」等理由は様々あると思いますが、自発的にあえて高いレベルの学校へ親元離れて野球留学する決断をするのならそれなりの理由があると推察します。
2️⃣高校野球は日本学生野球憲章にもあるように「あくまで教育の一環」であって学生達の「心と身体を鍛える場」だということです。
もちろん「地元の代表として全国大会で戦うのに地元の子が居ないなんて‼️」という批判は、私も埼玉愛が強い人間なので分かります。
でもそのような郷土愛よりも子供の教育を受ける権利の保障が1番大事であり本質なのです。郷土愛を子供達に押し付ける前にこの枠組みの中での高校野球という位置付けを忘れてはいけません。
WBC日本代表やサッカーワールドカップ日本代表の選手達とは中身が全く違うのです。
でもこういう声が多いとそのうち甲子園のベンチ入り選手18人のうち半分は地元の子を入れないといけないとか規則ができたりするのかな?
でもその前に投手の球数制限や過密日程など変えないといけない所は沢山ありますからね、この論点はまだまだ議論の俎上には乗らないでしょう😁
以上2つの理由でした^ ^
皆さんはどの様に考えられますか??
この様にフランス🇫🇷だけでなく色々な事も投稿していきます!!(^ ^)