皆さん、こんにちは!!!
先日家の近くのスーパーへ行こうと歩いていた時に見つけたポスター↓が気になり写真を撮りました。
内容は、2022年4月にあるフランス大統領選挙でボイコットを促すポスターです。
今回の選挙は資本主義と経済的寡頭支配に正当性を与える選挙でありそれは不当なシステムだと
いうわけです。
民主主義の危機は世界中どこでも言われていますね。その背景には民主的手続きの遅さだけでなく、民主主義国家ではない中国の台頭もあるのかもしれません。
日本でも例えばシルバー民主主義という言葉が言われて久しくなり、政治家は票を獲得する為に高齢者向けの受けの良い政策を作り、若者にとってはもはや選挙に行っても影響力はさほど無いので政治に対しての無関心が深刻だと言われています。
〈本紹介〉
現代の民主主義について歴史的な流れから詳しく説明されているのでこちらの本↓はおススメです!
政治に対してよく耳にする意見は、
○政治で何かが変わると期待が出来ない
○誰がやっても同じ
○政治家は自分の当選の事しか考えてない
○政治は金と権力に汚い人の集まり
など、挙げればキリがありませんね。
※私は日本の大臣の任用について昔から本当に物申したいのでそれはいずれ投稿したいと思います。
政治は本来国民のモノ。国民主権。
その方法として選挙を通じて国民が選んだプロフェッショナルである政治家が政策を進めて社会をより良くしていく。
でもこれは知っての通り教科書的な建前。
では、どうすれば国民と政治(家)の距離を近く出来るのか??
イギリスのチャーチル元首相が民主主義について「民主主義は、時折試みられてきた他のすべての形態を除けば、最悪の政府形態である」と仰った通り、この世に完璧な制度はありません。
私は民主主義という政治システムにそこまで絶望をしているわけではありません。民主主義はまだまだ発展途上だと思っているのですが、上記のポスターは「誰がやっても同じ」という「虚無主義」と今の政治体制を壊す「革命」思想に繋がる。
私は理想的かつ不寛容性の裏返しの様な革命の安直さが昔から苦手です。不寛容性という言葉は私の辞書にはありません。日本の歴史でも革命は何度かなされていますが、例えば日本人に大人気の「明治維新」についても手放しに賛美する人と私は一線を画しています。
問題が多くある民主主義。答えは自分の中にまだ有りませんが、まずは再来月のフランス大統領選挙を注視してみます。
さぁ、どうなる民主主義!!!