フランス留学生の日記

時々更新!フランスでの日々を投稿しまーす!

2022年フランス大統領選挙結果!

4月25日(月)àトゥールーズ。最高気温19°。
午前中は少し曇りで寒かったが午後に入ってから晴れになり暑くなった。


さて、
昨日フランス大統領選挙決選投票が行われエマニュエル・マクロン現大統領が再選を果たしました。

【結果】
エマニュエル・マクロン 58,8%

マリーヌ・ル・ペン 41,2%

※前回2017年時はマクロン氏66,2%、ル・ペン氏33,8%だったのでその差が縮まりました。
※今回の棄権率は28,2%でこれは現在の第5共和制始まって以来2番目の高さとのこと。因みに1969年の31,2%が1番の棄権率。


私は早速新聞各社の記事↓を近くのtabacで購入しました。
それぞれが今回の選挙についてどの様な評価をしているのかを知るためです。

※携帯に各社のアプリを登録しているのですが、この様な時は紙媒体で保存します。

【各社の反応・感想】
全体的にマクロン大統領の勝利を歓迎している。例えば、

・LA DÉPÊCHE

La victoire de la République


・Libération

Un petit ouf pour un grand soulagement.


ただ手放しに喜べるものではなく、まず6月12〜19日にある国民議会議員選挙マクロン大統領にとって今回の大統領選挙と同じくらい厳しいものとなるだろうとの見方が多かった。

・Libération

La victoire sans la gloire.


既にル・ペン氏と極左政党を率いるジャン=リュク・メランション氏はそこに照準を合わせて動いている。

・Le Parisien

Le troisième tour est déjà lancé avec les législatives.
Cette campagne électorale ne sera pas moins rude que celle qui vient de s'achever.

【個人的な感想】
個人的に昨晩のマクロン大統領の勝利演説の、

J'ai conscience que ce vote m'oblige pour les années à venir.
Il nous impose de considérer toutes les difficultés et de répondre avec efficacité aux colères qui se sont exprimées.

という言葉にこれからの5年間に対する覚悟を感じました。
第一回目投票で反体制的な政策を主張する勢力が合計で3分の2まで達した危機感もあるのだと思います。


何かと報われることの少ない政治家という職業の辛さを私も政治に携わってきた人間として少しは理解しているつもりです。


ある人は今回の大統領選挙について「ペストかコレラを選ぶ選挙」と形容した。
エリートで金持ち優遇政策を進める庶民の味方としては期待ができないマクロン氏。ただル・ペン氏はさすがに。。。という率直な国民的な感想を言い表したかったのだろう。

日本でも選挙の度に「政治家の質の低下が激しい」や「自民党は嫌いだけど野党よりは多少マシ」という言葉を聞きますよね。
政治議論が日本より活発なフランスでも同じ状況みたいです。

ただ、だからと言って

政治に対してニヒリズムに陥らないようにしましょう。

政治に関わらない自分カッコいいみたいな態度を取らないようにしましょう。

話が逸れましたが、
まずは新内閣がどの様になるのか!
そして、6月の選挙を無事に乗り切って貰えたらと思います。
あとは2年後のパリオリンピック‼️どうなるだろうか。

【おまけ】
2015年にテロの襲撃を受けたシャルリ・エブドのcaricature(風刺画)↓です。
相変わらず凄いですね😅