フランス留学生の日記

時々更新!フランスでの日々を投稿しまーす!

東日本大震災から11年

皆さん、こんにちは!!!

今年も3.11がやって参りました。

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こちらの記事↓によると未だに4万人近い方々が避難所で生活されているといいます。

https://approach.yahoo.co.jp/r/SwgTLr?src=https://news.yahoo.co.jp/pickup/6420569&preview=auto

 

昨年は震災後10年目の節目という事で、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が東日本大震災について日本人へメッセージ↓を送られましたね。最後は日本語で「皆さんと一緒に未来を」とお話してくれました。

https://youtu.be/vNgm3LZwwNs

1人の日本人として大変嬉しく思ったのを今でも思い出します。

 

皆さんは2011年3月11日は何をされていましたか??

 

私は大学の2回生で大学も休みでスポーツジムのバイトもお休みをもらえたのでたまたま埼玉の実家に帰省をしていました。その時はさいたま市中央区の親戚の家に母と伺っていたのですが2時46分にとても大きな揺れを感じました。外に出てみると親戚の家から見える首都高速が上下に激しく揺れていました。

 

すぐに車で実家に帰った所、予想より荒れてはいませんでしたが棚の置物類は床に転げ落ちていて、その日はお湯が出ませんでした(ガスは使えました)。

 

そしてGWに宮城県の父方の親戚の家を訪ねてその酷い状況をこの目でみました。その時は父の会津の知り合いのご厚意で会津若松のホテルに泊まったのですが、ホテルの方も震災の影響をモロに受けて厳しい状況だとお話されていました。

 

今でも当時のドキュメンタリー等が放送されますが、この震災を通して世界を驚かせた東北の人たちの秩序を重んじる姿、利他主義的な行動は政治を学ぶ者として「人間の可能性」を強く感じるものでした。

 

多くの人を強制力をもって従わせることの出来る政治の世界では基本国益の追求を第一に考えます。その為には手段を選ばない例は歴史を振り返ってもたくさんあり、政治家には道徳や倫理を超えた判断を下さなければいけない時が多くの場面であります。

 

こんな考えで頭が一杯だった私にとって身体の不自由な人やお年寄りを助けて自ら洪水に流されてしまった方々や、物資供給の列に並んでいる時にお年寄りや妊娠されている方に自分の順番を譲ったりする東北の人たちの振る舞いをTVで見て本当に驚きました。

 

人間は私利私欲を超えた行動をとれる!

 

と。

避難所、原発等まだまだ課題は多い東北地方ですが半分東北人として、その誇りを胸に私も東北地方のためにできる事を少しでも出来たらと思っています。