フランス留学生の日記

時々更新!フランスでの日々を投稿しまーす!

初めてフランスの地に降り立った日を振り返る①そのドタバタ劇

2019年8月30日、私は28歳半にして初めてフランス🇫🇷へやって来た。フランス以前にヨーロッパ自体が初めてだった。

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それまでの海外経験は友人や職場の人と中国、台湾、タイに行っただけだった。

 

8月30日朝6:10羽田発の便だったので、両親に羽田空港↓まで送ってもらった。その時は不安というよりこれからフランスでどの様な生活が待っているのだろう!という期待の方が大きかったように思う。

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その時の便は韓国の仁川国際空港で3時間半のトランジットを挟むもので、時期が時期だったせいか飛行機は満員だった。
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天気はとても良く、正に晴れの門出。

仁川国際空港付近の写真↓。
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仁川国際空港↓に降り立ったのも初めてだったが、とても綺麗で素敵な雰囲気だった。
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その後12:30に仁川国際空港を出発し、約11時間のフライトを経てシャルル・ド・ゴール空港へ到着した。到着したのは現地時間8月30日17:50。

 

本来なら留学先のストラスブールへ行かなければならないのだが、飛行機が遅れたりして電車やバスに乗り遅れたら嫌だと思い、到着した日は空港近くのホテルを日本で予約していた。

 

入国を済ませ、自分の荷物を受け取り、日本で購入していたフランスで使えるSIMカードを自分の携帯にセットし、ここまでは全てが順調だった。

 

だが、、、

ここで問題発生‼️

 

予約していたホテルに行くために、自動送信で送られてきたホテルの住所をGoogleMapで検索したら何とホテルの位置情報がでない‼️そんな事があるのか⁉️そのメールで貼られていた地図を見るも画像が潰れていてよく分からない。手がかりはホテル名と合ってるか分からないホテルの住所だけだった。

 

飛行機の関係でホテルの予約がギリギリだった事と、住所が分かればこのご時世大丈夫だろうと安心し切って日本で何も確認しなかったのが良くなかった。ここは日本ではないのだ。

 

今更後悔したところで仕方ない、とにかくホテルを目指さなければ。

 

恐る恐るホテルに電話をするもなぜか繋がらない。「大丈夫なのか、このホテル⁉️」不安が少しずつ増してくるのが分かった。

 

そこで空港にいた女性職員さんにガイドブックで覚えた拙いフランス語で問いかけてみると「ちっ、空港の外のことなんて分からないわよ」とあからさまな態度。。。

外国人観光客が大勢いたのでその対応で疲れているのはこちらも理解するが、そのはねのけ方に少しショックを受けた。

 

近くにいた他の職員さん数人に尋ねても口を揃えて「Désolé Monsieur,je sais pas.(ごめんなさい、分からない)」とのこと。全員知らなかった。

 

不安だけがどんどん大きくなる。

 

挫けそうになっていた時、たまたま目の前を歩いていた体の大きな男性の職員さんに尋ねてみた。すると、

「あっ、このホテルは〇〇〇という駅で降りると目の前だよ!」と胸ポケットのメモ帳に行き方まで詳しく書いて教えてくれた。

 

捨てる神あれば拾う神あり。

「Merci beaucoup(どうもありがとう)😭」を連発する日本人に「Bon courage(頑張って)!」という言葉に加え、ハグまでしてくれた。

人の温かさは万国共通だ!良い人は必ずいるのだ!と嬉しさで満たされていた。

 

だが。。。

 

そのメモに書いてある通りシャルル・ド・ゴールVALという空港の各ターミナルを繋ぐ無人列車に乗って指定された駅で降りたら、何と私が泊まるホテルではないホテルが目の前に聳え立っている。。。明らかに名前が違う。。。一文字も合っていないではないか!!!

 

とりあえずフロントに行って尋ねて見ると「あなたが泊まるこのホテルがどこにあるかは分からないけど、ハッキリ言えるのはここではないということだ」と。。。

 

なぜ空港近くの同業者の場所さへ知らないのか?少し疑問に思った。だが知らないのなら仕方ない。

 

一体どうすればいいのか。。。

 

重い荷物をガラガラ転がしながら先程降りた駅まで戻る。駅の案内所は既に閉まっていた。さぁて、どうしようか。。。と悩んでいたら、突如後ろから流暢な日本語で「もしかして日本の方ですか?」と話しかけて来た人が⁉️

 

②に続く