Le 14 juillet(パリ祭)でパリ市内の公共交通機関が殆ど機能しない不便さを感じている中、この投稿を書いている。
その投稿とは今年2月から始まったMon Masterという新しいプラットホームについて。このシステムの管轄はフランス国民教育省。
これはフランスでMaster(修士課程)1年目、いわゆるM1に登録するために使うプラットホーム。
これがそのHP。
このプラットホームを利用する人はフランス人だけでなく、フランス在住の外国人にも適用されます。なので今回私はこのプラットホームを利用した。
※海外からの出願はその国にあるフランス大使館経由なので要注意。+グランゼコールなど独自の出願方式を採用している学校もあるので要確認。
また新しいプラットホームとは言っても今まで通りマスターに出願するにはフランスまたは外国でL3(学士課程)を終了か、それに準ずるdiplômeを持っていることが前提となる。加えて外国人の場合フランス語能力C1は求められる(B2でも受け入れ可能な大学院、学部も無くはないがその場合、職業経験やフランスの学士過程を終了している等かなり限られる)。
では今までと何が違うのかと言うと、
今までは大学ごとに用意されるe-candidatなどのプラットフォームに出願者が登録し、そこで必要書類を提出していた。それに結果の日程も大学ごとによって異なっていた。
しかし今回から全国規模で「共通の」日程に従って「単一の」申請ファイルを提示できるという利点が出願者にあり、また大学にとっては需要と供給の緊張を緩和するという目的があるとのこと。
では実際の流れからどんな感じだったか???
・2023年3月22日~4月20日(2日延長したので22日まで)
→最大15件出願可能
→プラットホームの大学院検索エンジンで調べcandidatureを選択する
→志望大学院で求められる書類を作成する(大抵はCV ,lettre de motivation, 学士課程時代の成績、lettre de recommandation, フランス語力C1など)
→期限前に書類を送信する
・2023年6月23日以降
→出願した大学院からの結果がプラットホーム上で届く。
○合格した場合:「登録」、「保留」、「辞退」から選べる。
※ただし、もし「登録」を押した場合他の合格した大学院や待機リストの大学院に登録する権利がその場で無くなる。
🌑不合格の場合:受け入れなれなかったという文言とその理由が記載されている
🔺待機リスト:あなたは待機リストのOO番と記載されており、1日毎にその番号の数が減っていく。
私はある政治学院に個別で出願していたのと、パリの大学院に3校出願していた。そのうち1校から合格をもらい1校は待機リストで最終的に合格をもらい、残り1校は不合格だった。
ある記事によると今回修士課程1年目に出願したのは全体で20万人以上で、私が進学する大学院政治学研究科は80名の定員(私のコースは定員20名)のところ数千人の出願があったとか。
以上、修士課程登録の新システムMon Masterについてでした。
このシステムは賛否両論あるみたいだが個人的には理に適っていて使いやすかったと思った。
とりあえず9月から大学院生になるからそれまでしっかりと勉強しておこうと最高気温32°のパリで心に誓う。
【おまけ】