フランス留学生の日記

時々更新!フランスでの日々を投稿しまーす!

初めてフランスの地に降り立った日を振り返る③そのドタバタ劇

昨日の続き↓です!

masafra.hatenablog.com

 

ド・ゴール空港を12時10分に出発し、時間通り14時30分頃ストラスブール駅へ到着。所要時間は2時間20分程だった。日本でいう東京-京都間といったところか。

車窓から眺めるフランスの牧歌的な田園風景はとても美しく、飽きずにずっと眺めていた。

 

到着してまず感じたのは暑さ😵だった。

日本のような湿気がないだけマシだったが、日本と変わらない暑さだった。

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ストラスブール駅から寮まではトラムに乗った方がいいと寮の方から言われていたので、駅の券売機でトラムのチケットを購入していると、突然怒り狂ったドイツ人マダムから話しかけられた。

 

マダム「あなたトラムのB線ってどこにあるか分かる?」

 

私「いえ、私も今来たばかりで分かりません。駅の人に聞いたらどうですか?」

 

マダム「さっき聞いたわよ💢本当にフランスは分かりにくいわね💢だからドイツより何もかも遅れているのよ💢!!!」

 

と吐き捨てながら駅から出ていかれた。

英語でのやりとりだったのですが、あまりの剣幕に私の後ろにいた若いカップルも驚いていて私と目が合った時に「あなたは悪くないのにね。変な人だったね笑」と言っていました。

 

色んな人がいるなぁと思うだけで意外と冷静で、こちらの環境に慣れてきたのか気にもとめなかった。

 

そして無事トラムC線↓に乗り込む。

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生まれて初めてのトラム。トラムに関して、元々は地下鉄にするかトラムにするかで議論が分かれたらしいが、当時の市長が暗い何もない中を走るよりストラスブールの街並みを見た方がいいという事でトラムになったのだとか。これは英断だったと自分の目で確かめることが出来た。

 

そんなこんなで10分程して寮の最寄りの駅↓に到着。
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トラムからザッーと見ただけだが、トラムの効果的面。私はその可愛らしい街並みにすっかり心奪われていた。

リヨン、パリ、トゥールーズで住んできたがこの感動を超えることは今のところない。もちろんそれぞれの町にはそれぞれの良さがある。でも初めてのフランスという事だったからか今でもその感動を思い出すことができる。

 

日本にいた時からストラスブールについてはネットでも本でも沢山写真を見ていたので、ある程度想像していたが、やはり実際に見ないとダメだなぁと思った。

 

ここに来てよかった‼️

 

日記には、

その時私の心の中にストラスブールがスーッと入ってきた。

と記している。

 

さて約束の時間であった15時に入寮の手続きを済ませる。管理人さんはとても優しい方だった。

私が約10ヶ月住んだFEC↓と呼ばれる学生寮ストラスブール大聖堂から徒歩2〜3分で私の部屋の窓から大聖堂を見ることができた。
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ストラスブールの旧市街地は街全体が世界遺産で、寮はそのど真ん中にあり、100年近くの歴史がある所だった。

ここに住んでいると言うだけで、「 いいなぁ!!!!羨ましい!!!」と何度も言われました。

私の部屋はこんな感じ↓でした。正直広くはなかった。家賃は電気代等全て込みで408€。
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結局話す事はなかったが日本人も何人かいて、また同じストラスブール大学附属語学学校(IIEF)へ通う生徒もたくさんいた。


入寮も完了し、少し散策でもしようと思い旧市街地を散策。

ストラスブールの町を流れるイル川沿いには若者達が談笑していたり、ジョギングをする方がいたり、犬の散歩をする人など大勢の人がいた。
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あちらこちらに教会↓があり、時折思い出したかの様に教会の鐘がなる。とても美しいものだった。教会の前の先程降りたトラムの駅↓を反対側から撮影。

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そしてストラスブール大聖堂↓へはもちろんの事見に行く。圧巻!!といった感じだった。
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大聖堂前のカフェテラスでは多くの人が楽しそうにお話されていて、私の様に街並みの写真を撮る方も多くいた。
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到着して1日でストラスブールの街にすっかり魅力されている自分がいた。

こう言うと「何があるの?」と条件反射で人は直ぐに私に尋ねてくる。

「そういう事じゃないんだよ!」と何かある事が楽しい!いい!という価値観以外にも楽しいと思える価値観はあるんだ!と声を大にして言っています。

 

以上、「初めてフランスの地に降り立った日を振り返る」でした!!

①〜③まで読んで頂きありがとうございました!フランスに来て2年半になりますが、今では当時よりもっと食ってかかる度胸もついてきましたので、この時のようにはならないと思います笑ただ、この半年後にコロナが現れるなんてこの時は思いもよりませんでした。。。。

 

でもフランス流に言うと、

C'est la vie(これも人生さ).

これからも当時の想いを忘れずに過ごして行きたいと思っています^ ^