昨日の「初めてフランスの地に降り立った日を振り返る①」↓の続きです。
「えっ!?」と後ろを振り返ると、おそらくガイドか空港案内の腕章を付けた小柄なフランス人女性がいた。まさかこんなところで日本語を聞くとは思わなかった。
女性「お困りですか?どこへ行きたいのですか?」
私「このホテルなんですが、ご存知ですか?」
女性「このホテルはもう一つ隣の駅ですよ。この下を通るシャルル・ド・ゴールVALにのってOOOという駅で降りて、そこから5分程歩いたところです」と少し片言ながらもこちらが理解できるに十分な日本語だった。
私「ありがとうございます。空港で尋ねても皆んな知らなくて、ある職員さんはこのメモまで書いて教えてくれたんですが、全然違うホテルでした」と話しながら先程の男性職員に書いてもらったメモをその女性に手渡すと、
女性「あぁ、笑笑よくありますね笑フランス人は適当なのであまり信用しない方がいいですよ」と笑いながらそのメモを私たちの側にあったゴミ箱へ投げ捨てた。女性が何事もなかったかの様にメモをゴミ箱へ投げ捨てたので、先程の男性に悪い気がしたが、それを悟られないように話を続けた。
私「ところで、あなたの日本語はお上手ですね。日本語を勉強されてるのですか?」
女性「私はINALCOという大学で修士まで日本語と日本文化を勉強したのである程度話せるんです。日本へは一度東京へ行った事がありますが大好きな国です。他にもフランス語、英語とスペイン語が話せますので空港の案内係をしています。あなたは留学ですか?お仕事ですか?」
私「凄い!!!4カ国語も話せるのですね!私はこれからストラスブールで留学する予定です。明日ストラスブールへ行くのです。フランス政治に興味があるので将来は大学院へ行く予定ですが、とりあえずフランス語がまだ全然出来ないのでそこから学びます。ありがとうございました。本当に助かりました。お仕事頑張ってください」
女性「私は一度しか行った事がありませんがストラスブールはとても綺麗で可愛い町ですよ。こちらこそ。フランス語は難しいと思いますが、頑張ってくださいね。応援しています」
ヨーロッパにはpolyglotte(数カ国語を話す人)が沢山いると聞いていたが、ヨーロッパの言語だけならまだしも日本語まで勉強されたと聞いて、日本人として嬉しかった反面、私も負けていられない!と思いながら教えて貰った最寄駅からホテルへ向けて歩いていた。
19時30分、ようやくチェックイン。
なんやかんや1時間弱重たい荷物を転がして空港周辺をウロウロしたことになる。確かに空港近くとは言っても外れの方だから分からない人がいても仕方ないのかもしれないが、大きな立派なホテルだ。何故だろうか???
部屋着に着替えてベットに横たわるも、日がまだまだ高かったので感覚的にはまだお昼のようだった。
※今ではこのホテルは日本へ帰省する時やこちらに帰って来た時の私の定宿になっています。貧乏学生には優しいお値段なのはもちろんのこと、フランスに来た日を思い出せるので^ ^因みに今はちゃんとGoogleMapで出てきます👍
機内食を食べていたせいかお腹が空いておらず、疲れもあってかその日は少し暗くなってきた22時頃寝る。爆睡だった。
翌8月31日8時過ぎに起きて窓を開けると外は既に明るい!!!日本と全く違う時間の経過を初めて体験。時差ボケはなく、自分は改めて「大臣体質」だと思った。
10時前にホテルを出て、シャルル・ド・ゴールVAL↓に乗って一旦ド・ゴール空港へ。そしてド・ゴール空港からTGV(日本でいう新幹線)に乗ってストラスブールへ行き、入寮手続きを済ませるというのがこの日の予定。
その前にお腹が空いたので空港に到着して売店でパンと水と大好きなメントスを購入。
パンが硬くて歯が欠けるかと思った。しかも美味しくない。日本の惣菜パンが恋しくなった。
私が乗ったTGV。12時過ぎの出発。
さぁ、ストラスブールへ!!!
どんな街なのだろうか???
期待に胸を膨らませながら、無事ストラスブールへ辿り着ければいいなぁ。その前に乗車出来ることを心から祈っていた。
③に続く