昨日は何故か勉強する気になれなかったので、フランス語の本を読む日ということにした。
そしていつものトゥールーズの図書館↓にいた。
2時間程して隣に座っていた中年のフランス人男性が突然話しかけてきた。
男性「Vous êtes japonais non?(あなたは日本人じゃない?」
私「Oui, mais pourquoi vous avez pu trouver ?(そうです。でもどうして分かったの?)」
私は顔が濃い方なので日本人ですか?と聞かれるのが少なかった。
そこから男性が日本語に切り替えた。とても流暢だった。
男性「やっぱり!だって、ボールペンを指でクルクル回す事が出来るのは世界で日本人だけだから!」
そう。私は学生時代からペン回しをする癖があったのだ。無意識のうちにペンを持ったら回すというのはもはや病気かもしれない。そう言えばストラスブールの語学学校で同じクラスのロシア人の友達に教えてくれ!と言われて回し方を教えた事がある。
私「見られてましたね笑しかしあなたの日本語はとても上手ですね!日本に長く住んでいらっしゃったのではないですか?」
フランスで日本語を勉強しただけの方と、実際に日本で長期間住まわれた方の日本語は当然のことながら違う。この男性の日本語は明らかに後者だった。日本人の様な自然なアクセント。
※決して前者の方を馬鹿にしているわけではありません‼️
男性「私は20年間日本に住んでいました。東京の板橋区、中野区、六本木、横浜です。あっちこっちのホテルで料理人をしていました。ただ、3.11の時にフランスへ戻ってきました」とのこと。
私「でも、フランスに戻られて11年になるのに日本語力衰えないですか?」
男性「毎日日本人の友人と連絡を取ったり、日本語のニュースを見たりしてるので大丈夫です。でも漢字は難しいので書けないものはたくさんあります」
図書館だったので長くは話せなかったがまた再会することを誓って別れた。
恐らくこちらの方には顔だけで日本人、中国人、韓国人を判別するのは難しいと思われる。日本人の私ですらこちらでアジア人を見かけても分からない時がある。それは仕方ない。
なのでこちらの方に話しかけられる時大抵は、
「あなたは中国人ですか?」だ。確かに彼らを見ない日がないのでは?と思うほど中国の人は世界中どこにでもいる。
でも昨日は私のある癖から日本人である事がバレてしまった。初めての経験で、そうやって分かる人もいるのだなぁと思った。
因みに私はフランス人がよくする癖がまだ分からない。