7月5日(火)àトゥールーズ。最高気温31°。雲一つない晴れ。普通の夏の日だった。
最近気が付いたのだが、
トゥールーズでは犬の散歩をする人へ向けてエチケット袋を提供する場所↓が町に数箇所かある。
※昨晩撮影↑しました。
最近「ここではやめて下さい!」や「用を足した後は綺麗にして下さい!」という看板を設置するお宅が増えた事と、もしフンをそのままにして、警察官にバレた場合に罰金というものを課されるので少し道が綺麗になりつつある。
ただ、残念ながら依然として多くの場所には犬のフンがあっちこっちに転がっている。😅
このエチケット袋の効果が果たしてどのくらいあるのかは分からないが、やらないよりやろう!という事なのかもしれない。
フランス人の殆ど(人口の90%以上)が犬や猫、魚や鳥などの動物を飼っていると昨年、語学学校の授業で習った。
その事自体は素敵な事ですが、犬のフンの放置はフランスにとって本当に勿体ない点ですよね😅街並みがこんなに美しいのに。。。
他の都市にもこの様なエチケット袋を提供する場所があるのかな?🤔
これも昨日の読書箱と一緒で記憶にない。。。
【本棚21】
先週末からこの本↓を読む。
Un an (Jean Echenoz)
91ページの短い小説。
主人公Victoireはある朝起きると彼女の横で友人のFélixが死んでいるのを見つける。
ただ何故そうなったのか、どうしてこの様な状況になったのか全く思い出せず、警察に捕まるのが怖くなり貯金を全ておろしフランス南西部へ逃亡する。
※私が前から行きたいと思っているバスク地方のSaint-Jean-de-Luzや私が住んでいるトゥールーズも出てきます。
ただ物語の途中、逃亡先で出会った彼氏にお金を盗まれてしまう。
彼女はホテルに泊まることもその日1日のご飯を食べることも困難になる。
そこから彼女の生活は乱れに乱れ、どんどん自己破壊へと進んでしまう。
ただ、物語の最後の1ページで
「なんだそりゃ‼️」となる。
個人的には途中まで太宰作品を読んでいる様で中々辛かった。
太宰程の重厚さはありませんが、同じ匂いがした。
どうして困難な状況にある時、人は自己破壊へ至る道を選択するのだろうか?
もっと他に打つ手はあるだろ!!と思ってしまう私。
本の裏に書いてあるrésuméがこの本の内容の殆どを書いてしまっているが、彼女が堕落していく前までは面白く読めた。それ以降はちょっと苦痛だった。
※私は太宰治の『津軽』は大好きです。
彼らしさは『人間失格』や『斜陽』ではなくここにある様な気がします。
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