フランス留学生の日記

時々更新!フランスでの日々を投稿しまーす!

山梨へドライブ!!

皆さん、こんにちは!

 

7月24日で海外からの入国者に対して課されている2週間の「自宅軟禁生活」が終わりました!!

なので、毎日自分の位置情報や健康状態を報告する事は無くなりました😊

ですが、もちろん今まで通りマスクをして、消毒液をして、ソーシャルディスタンスを保って生活していきます!!

 

そんな日の一昨日、両親とよく行く山梨県へドライブへ行ってきました!!

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目的は2つ!

 

①桃とブドウを買う

 

ほうとう を食べる

 

6時20分に埼玉の自宅を出発して秩父から山梨へ行こうと思ったのですが、定峰峠が通行止めと言う事を知らずに隣の白石峠も越え2時間近くも峠道をウロウロ笑

朝から2つも峠を走ることに笑

 

でも、10時過ぎには山梨へ到着し、

物産直売店をいくつか巡って桃とブドウを購入できました!!

 

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もう一か所行ったのですが、そちらの写真は撮れませんでした。。。


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ここのお店の方曰く「今の物も充分美味しいですが、少し早いんです。本当の美味しさを堪能したければ8月に入ってからの方が美味しい」とのこと。

来月半ばにお墓参りで宮城に行きますので、その時いつも寄る福島県の農家さんで桃🍑を購入する予定です😊

 

次に、父所望の『小作』にてほうとうを食べました!

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とてもボリューミーな上、食べ終わった後は暑くて暑くて汗が止まらず!笑

でもとても美味でした!

私たちは11時のオープンと同時に入りましたが、それでも沢山の人が並んでいて、出る時も行列ができて居ました。

さすが山梨のソウルフード

かの武田信玄公が戦の際、腹持ちするということで食べて居たとか。

 

そして最後にワイナリーへ!

フランスに行ってからワイナリーや葡萄畑の雰囲気がとても好きになり、是非山梨でも見ようと初めて行ってきました!

場所はこちら↓です

 

ルミエールワイナリー

 

山梨県笛吹市一宮町南野呂624

 

営業時間 :月-日 9:30〜17:30

 

HPはこちら↓です!

Lumiere Winery - 株式会社ルミエール / TOPページ

 

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こちらはレストランも併設されており、いい景色を眺めながらおいしい食事を堪能することが出来るみたいです(^^)


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店内はこんな感じで、有料ですが試飲もすることが出来ます!!

私は母と入り、一人でもチビチビ飲める300mlの小瓶ワインを4本購入しましたので、近いうちに堪能しようと思います!!

 

お店の方曰く、「酸味の強いものや甘さが強いワインは空けてもすぐに飲まなければいけないというわけではなく、ある程度鮮度やおいしさは残る。でも空けたらなるべく早めに飲まれることをおすすめします」とのことです!!

少しずつ勉強していきます(*^-^*)

 

ここから雁坂峠を通って秩父に出て、自宅へ到着したのは17時過ぎでした!

いい気分転換になりました!

 

コロナがまだ猛威を振るっているのに何をやってんだ!!と言われそうですが、そこは甘んじて言われつつ、、、楽しい休日を過ごしました!(^^)!

 

 

本棚3 『De Gaulle, le désir d’exil』-François Flohic

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皆さん、こんにちは!


本日ご紹介する本はこちら!

 

François Flohic 「De Gaulle, le désir d’exil」

(邦題:ド・ゴール、亡命の願望) のような感じ。

※フランス語の本です。

 

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著者François Flohic氏(1920-2018)は元海軍将校で1940年の最初からド・ゴールに従い(自由フランス海軍)、1960年代ド・ゴールが大統領の時に補佐官を勤めた方です。
彼はド・ゴールの信任の厚い方だったみたいで、重要な場面に必ずいます。

 

内容は、1968年5月にフランスで起きた「5月革命」時のド・ゴールや彼の周りの人達がどの様な発言をし、どの様な決断をしていたのかを1人の「目撃者」として書いているものです。

コロナ危機に際して、各国首脳がどの様な対応をしているのかを比較できる時期に来たと思い、この1年半の出来事をザッと見直している中で、危機に際してド・ゴール大統領はどの様にしてそれらを乗り切ったのか?という疑問が浮かびました。
両世界大戦、アルジェリア戦争、5月革命など。
そして、書店でブラブラしていたらこの本を見つけて購入しました。

 

パリ大学を起点に始まった過激な学生運動
そこからあらゆる左派系団体や企業を巻き込み、それがパリだけでなく他の都市まで拡がり、フランス社会が全く機能しなかった1か月間。
政府も労組や学生団体と話し合いの機会を求め良いところまで行っても結局はまとまらず。。因みにその時政府の雇用担当大臣として労組関係者と交渉していたのが後に大統領となるジャック・シラクです。

この本を読んで衝撃だったのが、実はド・ゴール大統領は反対勢力のフランス共産党社会党ミッテラン(後の大統領)だけでなく息子さんに「もう引退した方がいい」と諭されていたのです。
そしてド・ゴールは5月29日に突如ドイツのBadenへ秘密裏に逃亡するのです。
その時に一緒に従った著者は当時のド・ゴールについて「2人のド・ゴールがいた」と言っています。
それは、大統領の職をすぐにでも辞したいと強く思っていたド・ゴール
そしてもう1人は、Badenに会いに行ったMassu将軍の叱咤激励で蘇り、この危機を打開しようと決心したド・ゴール

そして、ド・ゴールが出した決断は、パリへ戻り6月に議会を解散するという離れ業だった。
それにド・ゴールを支持する勢力が勢いを増し反対勢力である社会党社会党系の団体はどんどん押される形となった。
つまり、反対勢力である社会党などが主張していた「議会制民主主義の名の下で政府を作り直しド・ゴールは引退すべきだ!」という主張を逆手に取ったのです。

元々ド・ゴールは危機終結の解決策をRéférendum(国民投票)にかけようとしていた。
しかしこの案はポンピドゥー首相などの反対にあう。
そこで議会の解散をしたわけです。
当時のド・ゴールは77歳。凄まじい。。

 

ド・ゴール本はこれで3冊目。
どれもド・ゴールの英雄的側面を中心に描いていましたが、今回の本は新たなド・ゴールの一面を私に見せてくれました。

また本著は5月革命を日付毎に追ってくれているのでありがたかったです!!

 

残念ながら、まだ、翻訳はないようです。

本棚2 『ゲッペルスと私』-ポムゼル

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皆さん、こんにちは!

 

本日の読書感想文は、

 

ポムゼル『ゲッペルスと私』2018 紀伊國屋書店

 

です!

こちらは映画化もされています。

 

ご存知の方も多いかと思いますが、ゲッペルスとはナチスドイツでヒトラーの右腕と言われたヨーゼフ・ゲッペルス国民啓蒙・宣伝大臣のことです。
ある意味ヒトラーをつくりあげた1人と言っても過言ではない「プロパガンダの天才」です。

 

そしてこの本の主人公ポムゼルは、ある縁で1942年に国民啓蒙宣伝省でゲッペルスの秘書(と言っても秘書の秘書みたいな感じでポムゼル自身は数回ゲッペルスを見ただけと言っている)をしていた女性。

彼女へのインタビュー形式で本著は進むけれど、インタビュー当時は103歳(2017年106歳で死去)。

ポムゼルは貧しい家庭の出身でしたが、しっかり教育を受け、まず初めに国営ベルリン放送局で働きます。その後宣伝省に移り終戦までの3年間勤務するのですが、その事自体も周りから羨ましがられて本人も鼻が高かったと言っています。

 

しかしゲッペルスのいる宣伝省で勤務していながらナチス政権が後世に伝えられる酷い事をしている事実は知らなかったと強く言っています。むしろ、知ろうともしなかったと。
「家の近所で仲良くしていたユダヤ人家族がいなくなっていたり、ユダヤ人に対する噂は聞いていたがそこまでの事をしているとは知らなかった、私は忠実な秘書として仕事をした。何も悪くない」とインタビューにこたえている所は何とも言えない感情が込み上げてきました。

案の定、悪名高きナチスドイツの宣伝省で勤めていたという事から戦後多くの人から「あなたは絶対にユダヤ人虐殺を知っていた!」や「あなたも同罪だ!」など言われたみたいです。

 

反ユダヤ主義者でもなく、とりわけ政治意識の高い人でもない。
だからこそ本人には悪意があったとは思えないけれど、ナチスの事を知っている我々には彼女の訴えに対してどうしても??とその全てを理解出来ないのも事実。

我々の近くにヒトラーがいて、ポムゼルがいるのかもしれません。

300ページ弱もある読み応えにある本ですが、現代にも繋がる多くの事を教えてくれます。

 

何故この本を紹介しようと思ったのか?

それは語学学校の授業で先生が「皆さんは周りの人、例えば家族や友達と日頃政治の話をしますか?」という質問をした時に「日本では政治の話はあまりしません」と私は答えました。
そしたらフランス人の先生は「確かに日本人が政治の話をする印象はほとんど無い」と仰ってました。
その言葉に私は何かピーンときたのです。

フランスは周知の如くデモやストライキの国。

良くも悪くも国民の政治に対しての関心が高い(もちろん政治の話をしたがらない私のフランス人の友人の様な方もいます)。

それは世界に多大な影響を与えたフランス革命で民衆が権力者に勝ったという成功体験がフランス国民のアイデンティティーとして今に残っているからだと言う人もいますが、私はそれに加えて、政治家の意思決定が自分達の生活に大きな影響を与えるという事をフランス国民は良く知っているからだと思います。
何か起こった後のフランス人の動きのスピーディーさは本当に驚きますが、その行動力やスピーディーさを行政手続きに役立てろよ‼️と私はツッコミたくなります笑😆

 

ここまで話してきて、私は政治の話をする事が偉い、高尚だ!とか、話さないとダメだ!という表面的な事を言いたいわけではありません。
そうではなく、

政治に対しての無知、無関心、受動的態度、ご都合主義は恐ろしいという事をお伝えしたいのです。

この本を読む前まで、私は中東やアフリカ情勢を見て、常日頃から「政治」を意識していないといけない不安定な社会より、日本の様に総理大臣や他の政治家を面白おかしくいじったり、ネタにしてワイドショーで話している位が幸せだとさへ思っておりました。

でも政治という人間の汚い部分をどうしても見なければならないモノに関わらないで、一歩引いた所にいる自分カッコいい!という日本的エリート・知識人や「誰がやったって日本は変わらないよ」と何かにつけて言ってしまう人の様なニヒリズムはポムゼルの様になってしまうのです。

 

70年以上も前の話で、あらゆる分野での技術革新によって当時とは比べ物にならないくらい我々の生活が豊かになっている現在でも、人間の本質的なところはあまり変わっていないのかもしれません。

 

政治を学びたければ「人間」について知ろうとすること。

と、私の政治の師が仰っていました。

 

フランスに来てもうすぐ2年。
環境政策をはじめこちらで学んだ事は多くありますが、政治に対しての国民の温度差は1番新鮮だったかもしれません。

あと数年で学べるものはトコトン学んでやろうと思います^ ^

東京オリンピック2020開会式‼️

皆さん、こんにちは!!

 

とうとう東京オリンピック2020が始まりましたね!!😊

ギリギリまで色々と多くの問題がある中でのスタートでしたが。。。

 

お昼のブルーインパルスもすごかった!

 

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7月23日(金)20:00〜

無観客ながら、MISIAさんの国歌斉唱、森山未來さんのdance、そして各国選手の入場で流れたドラクエ→FF→デイルズ→モンハンの曲は個人的にはもう本当に最高でした😊

 

こちら↓は204番目(次回開催国の為)に入場してフランスの選手達!!!

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そしてこちらは↓205番目(開催国なので最後)に入場した日本の選手達!!!

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オリンピック開催に賛否ある中でこれを観れるのはやはり感慨深いものです。

 

昨日のニュースでも、

「無観客だから今までのオリンピックより盛り上がらない」、「オリンピック委員会の商業主義が目立った」や「コロナが依然と拡大している中で、開催はあり得ない。命よりも大切な物はない!!」と批判的かつ否定的な意見がメディアを中心に日本社会には溢れていました。

 

その人達が間違っているとは思いません。

コロナの猛威は依然としてありますし、東京の感染者数も1,000人単位で増えてますからね。

世界からコロナを日本へ持ち込ませるだけだというのも理屈としてはわかります。

 

でも、今までとは違う状況下でのオリンピック開催ですから、これまでと全く違うのはそりゃ当然で、そういう時だから発想を転換して、「自分達が新たな、次に繋がるオリンピックを作ってやる!」位の気合を関係者にはもっと国民に示して欲しかったというのは率直に思いました。

 

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フランス🇫🇷びいきと言われてしまいますが、昨日マクロン大統領が仰った「私たちはコロナに屈せず、この大会を開催しなければいけない。五輪の精神とは協力の精神であり、それは私たちが今の時代に必要としているものであるため、オリンピック開催は重要なのだ」という言葉を日本の政治家やオリンピック委員の人には言って欲しかったなぁと思います😅

そんなのは精神論だ!科学的に証明しろ!と言う方もいるでしょうが、マイナスばかりを言うのはとても簡単なので、後は細心の注意を払いつつそれらを蹴散らしてでもプラスにしていくという気概を何回も言いますが、関係者の皆さん国民に見せて欲しいです笑

 

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是非このオリンピックを無事に終わらせて(コロナ関連の被害も最小限に抑えて)、新たな歴史の1ページに「厳しい中で東京五輪の成功!」と載ればなぁと思ってます^ ^

 

もちろん、選手の皆さんが少しでも力を発揮していただく事を1番に祈ってます😊

 

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昨年からよく友人と話していたのですが、最後の最後まであれだけオリンピック開催を批判していたのに、日本人選手がメダルを獲得したり無事(人によってその定義は違うと思いますが)オリンピックが終わった後に、「やっぱりやって良かった‼️」と手のひらを返すコメンテーターとか出てくるでしょうねと。

そもそも1人でも感染者が出てる時点で批判する人はそこを批判するでしょ!と。

でも、もはやそんな事はどうでもよく、とりあえずオリンピック終了まで日本人全体で楽しみましょう!!^ ^

 

女子ソフトボールサッカー日本代表は共にいいスタートを切りました😊

私はオリンピックと並行して高校野球もあるので忙しいです。。。笑

ロアン宮(Palais Rohan)へ行ってきた!②

皆さん、こんにちは!

 

今日は先日の続き↓を投稿します!

まずはこちら↓から是非ご覧ください!!

 

masafra.hatenablog.com

 

 

②考古学博物館(Musée Archéologue)

 

考古学博物館はロアン宮の地下にあります。

こちらはアルザス地方で発掘された60万年前の旧石器時代から8世紀までの出土品を展示しています!

 

入り口↓です。

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<人間の誕生> アウストラロピテクス、猿人、原人について。

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新石器時代の住居>

こんなところで寝起きしていたら風邪ひきそうですね。。
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<埋葬された人骨>

このような人骨の展示が床にいくつかありました!
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<青銅時代の展示>

この辺りから現代っぽくなってきますね!!!
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<お偉いさんの乗り物>

突然これが現れました笑
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<当時のアルザス地方の交通網>

現在の地名(コルマールやミュールーズ等)と合わせて説明がされているのでわかりやすかったです(^^)
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日本の土偶的なもの???なんか不気味です。
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野郎心をくすぐる鎧です笑

サンジェルマンアンレー城でも同じ言うな鎧を見ました!
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<当時のストラスブールの中心街>

この画像真ん中あたりに中庭付きの囲まれた建物がありますが、その建物の右下が現在のストラスブール大聖堂がある場所みたいです。
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時代が進むと石造がでてきました。

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全体的にリヨンの「合流博物館」の展示や、パリ郊外にある「サンジェルマンアンレー城」の国立考古学博物館に似ていました。

歴史は好きですが、考古学までいくと私には少し難しく感じました。

でも展示物がとても多いのでゆっくり回ることができるかと思います!!
 

 

ストラスブール美術館(Musée des Beaux-Arts de Strasbourg)

 

ストラスブール美術館は2階にあります。

初期フランドル絵画(メムリンク)からルネッサンスラファエロボッティチェリ)、17世紀~18世紀(ルーベンスゴヤ)、19世紀(コロー、クルーベ)に至るまでの作品が数多く展示されています。

 

入り口です!

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<入り口入ってすぐある美術館の案内板>


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やはりキリスト教関係の絵がおおいですね!!


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<Judith et sa servante avec la tête  d'Holopherne>

不気味な絵です。

とても有名な場面の絵見たいですが、説明を忘れてしまいました笑
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私はこのような絵↓の方が好きです笑
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<アダムとイブ>
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<世界の創造>

キリスト関連の絵に戻ります!
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見ていて私がとても心惹かれた絵↓です。
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以上、ストラスブールにある「ロアン宮」についてでした!!!

友人とゆっくり回りましたが、3つの施設を回ってなんだかんだ3時間ちょっと見学していました!

展示物が多いので本当に面白いです!

当日、見学者は思った以上に多くいました(#^.^#)

 

でももちろん入館にはマスク着用をするように言われますし、ジェルも館内の至る所にあります。。

この様なことがことが無く、普通に見学ができる日が早く来てほしいと思うばかりです。。。

本棚1 『十五の夏』-佐藤優

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皆さん、こんにちは!

 

本日は読書好きな私が、

読んだ本の読書感想文を投稿したいと思います!!

 

今回はこちら!

 

佐藤優 『十五の夏』 幻冬舎 2018

です!

私が2年位前に読んだ比較的新しい本です!

一時期より国内外の旅行が出来る様になって来たとは言え、コロナの影響で多少制限もありますし、気分的なモノもまだ本来の「旅行」とは程遠い状況だと思うので、本日は日本に居ても海外旅行の気分を味わえるこの本について投稿します!!^ ^

著者の佐藤優氏について。
著者とお会いしたことはもちろんありませんし、年齢も親子ほど離れてます(佐藤氏は私の母より1つ学年が上)。
ですが、共通点はあるのです。
それは、同じ埼玉県育ちであることと、大学が同窓(学部は違います)であることです^ ^

佐藤氏は同志社大学大学院を卒業後、外務省に入省されて(ノンキャリ)、ロシア畑で外交官としてのキャリアをスタートしました。
ソ連・ロシア日本大使館に勤務していた時に旧ソ連で起きた「1991年8月クーデター(ロシア8月革命)」の際、独自の人脈を使ってアメリカより先に本省へゴルバチョフ大統領の生存を伝えた事が父ブッシュ大統領をして「アメイジング‼️」と驚かせた切れ者でした。


しかし、私も覚えてますが、2002年の鈴木宗男事件で逮捕され有罪判決を受けます。
その後は外務省を退職して、大学で教鞭をとったり、作家やラジオで活躍されてます。

私が佐藤優氏をいつ知ったのかは正直覚えていないのですが、恐らく何かの授業で教授が佐藤優氏の『国家の罠』と『獄中記』を勧められていて、その2冊を読んだのが出会いだったと思います。

でも正直、
戦後の日本の論壇で中心だった、国家を常に批判的に捉える、つまり「国家=悪」(←今も?)という思想に疑問を持っていた私は、そのタイトルからしてこの2冊の本を心の底から、読もう‼️と思ったわけではなかった様に思います。
でも読んでいてとても面白かった。

さて、この本の内容は、
浦和高校(埼玉の県立高校でトップ校)1年生だった著者が夏休みの1ヶ月を使って1970年後半、冷戦下の東欧〜ソ連を旅行する前から帰国までの話です!!

15歳で自分の知りたい事を現地の人と話して聞いたり、その国の歴史や習慣を客観的な視点で観察している描写は凄いです^ ^

私的には、ホテルの部屋で夏休みの宿題を解いている描写があるのですが、そこがとても印象的だった。
数学を勉強していて、ふと先輩の「いいか、数学は問題の暗記が1番大切だ。沢山の問題を暗記した者は東大の問題も普通に解ける」という言葉を思い出すのです。
でも、いまいち数学の問題に打ち込めないんですね。

今している旅行は知的欲求を充分に満たしてくれるので、心の底から色々と吸収しよう!と楽しんでいる自分がいる事に気付く一方で、空虚な受験勉強にどうも心から打ち込めない自分がいる事にも気がつく。
でもその先に自分の将来がある。
東大を目指すのが当たり前の環境にいるからこその悩みですよね。
でもその葛藤は何となくわかる様な気がします。

1970年代の東欧社会がどんな感じだったのかを知ることも出来ますが、進学校に通う高校生だった著者が当時、勉強や人生についてどの様な悩みや葛藤を抱いていたのかも書かれているので、読んでいるこちらも「あぁ、そんな事を私も悩んだ気がする!」と懐かしく思いました^ ^

この本の帯に「何でも見てやろう!(小田実)、深夜特急(沢木耕太郎)と並ぶ旅行3部作!」と書かれてましたが、私の言いたい事を上手く表現してくれてます^ ^

2年前、ちょうどフランス留学を決意して、私の関心が政治から海外へ向かっていた時に読んだのでいい刺激をくれた本でした。

メモしてる読書日記を見たら4日で上下巻読んでいるので相当のめり込んだみたいです😁
確かに仕事終わりに職場近くのスターバックスに寄って、大好きなソイラテ1つで閉店までずっと居座って読んでいたのを思い出しました笑

上下巻で1000p近くありますが、それでも本当に面白いのでスラスラ読めちゃいます‼️
中々旅行が出来ない今ですが、この際本を通じて旅行を感じませんか??^ ^

ロアン宮(Palais Rohan)へ行ってきた!①

皆さん、こんにちは!!

 

自宅軟禁生活6日目。

本日は、日本へ一時帰国する数日前の7月5日(月)に中国人の友人と行ったストラスブールの中心街にあるロアン宮(Palais Rohan)について投稿しようと思います!!!

※情報が多すぎるので記事を①と②の2つに分けます。

①では、ロアン宮の概説装飾博物館(詳細は後ほど)についてです。

 

ロアン宮とは???

 

ロアン宮は、1727年ストラスブール司教で枢機卿だったロアン(Armand de Rohan 1674-1749) が有名な建築家のロバート・デ・コッテ(Robert de Cotte 1656-1735)に建築を依頼して、1742年完成した旧住居、宮殿です。

 

フランスのバロック建築の傑作と言われており、1770年あのマリー・アントワネットがフランスに来て最初に宿泊した場所でもあります!!

他にも、ルイ15世、ナポレオンとその妻ジョセフィーヌも住んだことがあるとか!

 

現在ロアン宮の内部には3つの施設があります。

装飾博物館(Musée des Arts Décoratifs)→1階

 

②考古学博物館(Musée Archéologue)→地下

 

ストラスブール美術館(Musée des Beaux-Arts de Strasbourg)→2階

 

※この3つの施設をゆっくり回るなら、下手したら3-4時間は必要だと思います。

 

ロアン宮の公式サイト↓です!

詳しくはこちらをご確認ください!(^^)!

 The Palais Rohan (Archaelogical museum, Decorative Arts Museum, Fine Arts Museum) - Strasbourg (visitstrasbourg.fr) 

 

場所:2 place du château 67000 Strasbourg

場所はストラスブール大聖堂の真横です!!!

入口も大聖堂側です😊

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営業時間:火曜日 定休日

       その他 10:00~18:00(祝日その他はHPで要確認)

 

料金:各施設 6.5€

    各月第1日曜日 無料

 

※現在 2021年8月31日まで無料で入館できます!!

なので私もすべての施設無料で見学できました(#^.^#)

 

それでは、中へ入ってみましょう!!

 

装飾博物館(Musée des Arts Décoratifs)

 

1)Synod Hall(シノド・ホール)

入り口で持ち物検査をした後、最初に入る部屋↓がこちらです!

まさに宮殿というにふさわしい場所です!

 

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窓から入る陽光がとても美しい(^^)


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2)Salle des eveques

上記のホールの隣室にある司教さんたちの部屋です!

司教という身分が当時、物凄く位の高い人たちであったか分かります。


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3)Lit à baldaquin dans la chambre du roi(王の天蓋付きベットの寝室)

こんな所で寝ていたら熟睡できるのかなぁと心配になりました笑

貧乏性の私はこんなところで寝起きしたら、気が散って寝れませんね。。。


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4)Salon d'Assemblee

今でいうお偉いさんたちが集まる会議室。

てか会議室のすぐ横に寝室って!!!と思いました笑


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5)Bibliothèque (図書館)

この並び最後の部屋は、なんと図書館でした!!

本棚の中身を見てみると大体がキリスト教関連のものでした!(^^)!


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ここからは17世紀~19世紀中頃の貴重な陶磁器、金細工、時計などの展示です!!


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横から見るとこんな感じ!!


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これはストラスブール大聖堂内にある天文時計と同じ大きさのものみたいです!


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同じ部屋にある可愛らしい展示。


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6)Chambre à coucher de Napoléon dans le style Empire(ナポレオンの寝室)

あのナポレオンの寝室!

この部屋ならまだ寝れそう。。


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7)Salon du matin (ナポレオンのモーニングルーム)

ナポレオンが朝過ごしたお部屋とのこと。


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以上、ロアン宮の概説と装飾博物館についてでした!!

この博物館を見学している時、友人が「ここはベルサイユ宮殿に似ている」と言っていました。

私はそこに行ったことがないのでわかりませんが、こんな所に住んでいたらそりゃ苦しい生活をしている国民は怒りますわな。。

でも時の権力者たちが過ごしていた場所の雰囲気を味わえるので中々面白かったです!

 

近いうちに、②で残りのストラスブール美術館と考古学博物館について投稿します!!