フランス留学生の日記

時々更新!フランスでの日々を投稿しまーす!

日本に一時帰国して思ったこと

日本に着いて1週間。
思ったことを綴ってみる。

大谷翔平選手のメディアの取り上げ方について
連日どのニュースでも彼を取り上げていて「ほっとしたれよ😅」と思うほど。
「今日大谷選手は他の選手とは別メニューをこなし~」、とか「他の選手との談笑の中で合間合間にピッチングをする姿が。投げたいという思いがあるのでしょうね!」とか😞💨。
元高校球児で野球は今でも好き。大谷選手も本当に頑張ってもらいたい!と応援している。けど、メディアの取り上げ方が異常過ぎる気がする😅
正直鬱陶しい笑

 

②物価について
まわりは「日本も物価が上がって大変!」と言っている。確かにおにぎりやお菓子をざーっと見ても量も減り、値段は多少上がっているように思う。でもヨーロッパに比べらた全然!と思う。安い。私が愛して止まない、くるまやラーメンでいつも頼むラーメンはあの量、あのqualityで税込みで1,000円ちょい。
地元の無茶苦茶美味しい焼き鳥、たい焼きも総じて美味しいのに安い。
もう本当に素晴らし過ぎる。

 

日本食について
これは安定の美味しさ。ホームシック中。

 

④クレジットカード決済やアプリ決済について
私がいた4年半前よりクレジットカードや携帯アプリで支払う人が増えたように思う。
地元のスーパーや本屋に行った際に思った。
因みに私はパリでは現金を全く使わない生活をしている。

 

⑤英語の参考書について
英語学習を再開したのでジュンク堂書店へ行った。そこで英語の参考書コーナーをざっと見たらその充実さに改めて驚いた。学生時代も見ていたはずなのに。反対にフランス語コーナーを見たらまぁ少ないね笑
英語を第二外国語にしよう!とかいう政治家が居るのが何となく分かる。

 

他にも気が付いたら足していきます😁

 

【おまけ】

地元の土手で撮った菜の花
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2週間だけ日本に帰ります!

フランス・パリの教育機関は殆どが今週からヴァカンスに入った。

私の大学院は2月18日から2週間休み。

なのでこの期間を利用して日本に帰ります。

 

本日乗るのはANAの直通便で往復約20万円。

予定では13時間40分のフライト。

 

1年3か月前にパートナーと日本に帰った際はドイツのルフトハンザを使ったのですが見事にロストバゲージをされ、しかも機内でのサービスも最低でした。

「コロナ関係で云々」を理由にしていましたが、パートナー共々もう2度とルフトハンザは乗らないと決意しました。現在は少しは改善していることを祈ります。

 

その時のことはこちらの記事↓に書いています。

masafra.hatenablog.com

 

 

さて2週間帰ると言っても今回は友人と遊んだりする時間はなく、、、

親戚の相続関係や自分の必要書類等を集めたりなんやかんやでバタバタな予定。。。

キャリーバックに荷物をまとめるも家族へのお土産と読み終えてもう読むことはないであろう本や雑誌計10冊くらいで無茶苦茶軽い。

制限の23キロなんて全然。まぁ帰りはいつも通り食品やらこっちの友人のお土産でパンパンにしてフランスに戻ってこようと思ってます(*^_^*)

 

 

たった2週間の滞在ですが、その合間に地元の美味しい焼き鳥を毎日のように食べたいと思っています(^^)あと稲荷寿司ね!

 

もうすぐ搭乗です😃
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Invalides(廃兵院)に行ってきた-ナポレオンの墓

1月22日(月)

パリ7区にある

 

 L'hôtel des Invalides(通称アンヴァリッド、廃兵院)

 

に初めて行って来た。

アンヴァリッドルイ14世が傷病兵を看護する施設として建設した場所。

現在はナポレオンの墓がある場所として有名だが、実はフランス革命の時に民衆が武器、弾薬を奪うためにここに来てそれらを持ってバスティーユ要塞を襲撃した。つまりある意味「フランス革命の発端」となった場所でもある。

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住所:129 Rue de Grenelle, 75007 Paris

 

開館時間:日~土 10:00~18:00(11月~3月 17:00まで)

 

料金:15€

アンヴァリッドはナポレオンの墓に加えて軍事博物館(Musée de l'Armée)やレジスタンス解放博物館(Musée de l'Ordre de la Libération)等がある複合施設。15€で全ての施設の拝観が可能。

※18歳以下、欧州連合加盟国在住者の26歳未満の在住者 無料

※その他割引有

 

詳しくはこちらの軍事博物館のサイト↓をご参照の程。

Accueil - Musée de l'Armée (musee-armee.fr)

 

 

この日はまずレジスタンス解放博物館を見学し、その後ナポレオンのお墓に。

中に入ると入口でアンヴァリッド拝観共通券を機械にかざして入る。出入口横にはちょっとしたお土産コーナーがあったが内容はレジスタンス解放博物館と同じ物だった。

 

入館したのは14時15分で老夫婦や小学校の社会科見学のグループが数十人いた。

上のドーム↓の感じ。
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入館し上の写真のドームの真下にナポレオンの墓↓がある。

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またここには彼のお墓を囲むように彼の家族のお墓や歴代の軍人のお墓もある。

これ↓はフェルディナン・フォッシュ将軍(第一次世界大戦時の将軍)のお墓。
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入口から入って一番奥↓はこんな感じ。
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下に降りてナポレオンのお墓を近くで見ることが出来る。

フランスでもいまだに評価が分かれるナポレオン。ジャック・シラク元フランス大統領はナポレオンの事が大っ嫌いだったのは有名な話。私のフランス人パートナーも彼を事を評価するのは本当に難しいと言っている。
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近くにあったナポレオン二世(ナポレオンの息子、1811年~1832年)のお墓↓。
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地上に上がって、

 

ジョゼフ・ナポレオン(ナポレオンの兄、1768年~1844年)のお墓↓
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以上、簡単なナポレオンのお墓について。

何度も行こう行こうと思っていたが中々行けずにいた場所の1つがここだった。

日本の幕末、明治維新時に当時の武士たちに多大な影響を与えたナポレオン。また維新後も彼が制定し広めたナポレオン法典は日本社会に今でも影響している。

 

軍事博物館やレジスタンス解放博物館はちょっとマニアックな展示が多いですが、ここは静かで厳かな場所。

行かれたことのない方は是非。

 

 

ロンドン紀行①ーBritish Museum(大英博物館)

船から降りてロンドンに向かうも見事に渋滞にはまりロンドンに1時間半遅れで到着。その後先輩と合流すべくキングスクロス駅へ向かう。

 

無事合流してから最初に訪れたのは、

 

British Museum(大英博物館)


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言わずと知れた世界最大規模を誇る博物館。

忘れてはいけないのが大英博物館産業革命後世界の覇権を握っていたイギリスだから収集できた貴重な物が多く、それらは戦争や植民地から得たもの。ただ1753年に設立され1759年に一般公開が開始されたので歴史は長い。

 

入場料:無料

 

開館時間:月~日 10時~17時(※金曜日20時30分まで)

今回は先輩に予約をしてもらっていたのでスムーズに入館できた。入館する時に空港と同じような持ち物検査があった。

 

詳しくはこちらの博物館のHP↓をご覧ください。

Visit | British Museum

 

平日のしかも旅行シーズンから外れていたにも関わらず入館者は多かった。

自分たちも含めアジア人が多かった印象。

と言っても正直中東やアフリカの展示はパリでも見れるし、そもそも興味がないからザーッとみて特に写真も撮らなかった。

 

さて私はここに来たら必ずロゼッタストーン↓だけは見ておきたいと思っていた。


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エジプトのロゼッタで1799年発見された石板。

こちらには、古代エジプト語の

 

神聖文字ヒエログリフ

 

民衆文字(デモティック)

 

ギリシャ文字


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の3種類が刻まれていて、これによりヒエログリフや他の古代エジプト語解読が可能になった。面白いことに1799年の発見時、これを発見したのはナポレオン率いるフランス軍だった。その後イギリスがエジプトに上陸しフランス軍を破ったことからイギリス所有に。因みにこの古代エジプト文字解明の立役者の1人がフランス人のジャン=フランソワ=シャンポリオン

 

これを見れただけでもう感動。。。

 

館内の様子↓。

先輩によるとこれでも空いている方とのことだった。
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ザーッと流しながらやはりエジプトのミイラは外せない。

子供のミイラも展示されていた。私は見学しながら映画『ハムナプトラ』を思い起こしていた。
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アジアコーナーには中国や韓国のコーナーもあったが日本コーナー↓だけ別に部屋が設けてあった。
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天下の三菱商事を筆頭に大英博物館の日本コーナーに援助した団体や個人への感謝が入口の壁に書かれていた。

パリのドラクロワ美術館で見た木下ホールディングスへの謝辞もそうだが、企業が美術分野に貢献することは本当に素晴らしいと思うし、企業イメージも良くなるよね。特に大英博物館のような世界的に有名な場所ではね。
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そんな日本コーナー↓はこんな感じ。

正直展示についてはストラスブールで数週間開催された日本展に毛が生えた程度でパリの美術館で見る日本コーナーよりは全然かなぁと。展示品、展示内容について芸術・文化分野が強いフランスの方が洗練されているように思った。私の目が肥えてきたのか???
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お土産屋さん、レストランがある広場↓???
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まずは大英博物館に行ってみて、フランスで美術館巡りに行き過ぎたせいかロゼッタストーン以外はほぼ流してしまった。

ただルーブル美術館と違い無料で開放してくれているのは有難い。

お土産もかなり充実していた。私は大英博物館のがま口財布を購入した。

初のロンドン旅行🇬🇧

1月25、26日の2日間でイギリスはロンドンに行って来た。

 

行きはFlixBusを使う。

1/24 23:59 Paris発

FlixBusにてロンドンへ

 例のごとく10分遅れで出発したが、私は出発と同時に寝てしまった。隣はふくよかな黒人女性。

バス車内は満員。

 

1/25 3:15 Calais到着

バスを降りて入国審査。

座席が乗降口目の前だったので検査場へは一番乗り。フランス出国のスタンプをイケメンスタッフに押して貰い次は入国審査。

 

私のバスの乗客ではない人が前にいてその人の対応に時間が掛かっていた。

10分ほどして先頭にいた私の番。

担当は私より若いであろう美人スタッフさん。

 

その人にパスポートを渡すなり、

美人スタッフ:あなた日本人ね!私日本のパスポートのデザインがcoolだから好きなの!あなたはどこから来たの?

 

:パリから来ました。ロンドンへは今日から観光で2日間滞在する予定です。

 

美人スタッフ:いえ、日本のどこ出身なの?

 

:あぁ、東京の隣にある埼玉県です。

(イギリスへ入国するのに何故か日本の事を話してる。。。)

 

美人スタッフ:そうなんだ!実は日本に友達がいて一度東京に行ったことがあるの!東京以外にも京都にも行ったわ!コロナも収まったしまた行きたいと思ってる。

 

上記の会話は全て英語。

よく話すなぁと思いながら、入国審査の一番バッターだったのでやましいことは全くしていないのだけど「後ろの人たちのこともあるから早く終わらせてよ」と心の中は変に焦っていた。

しっかし日本のパスポートを誉められたのは何回目だろうか?ストラスブールでも、パリでも同じようなこと言われた。まぁ確かにこのデザインはかっこいいよね。

 

そんなこんなで無事バスに戻りバスはそのまま船へ。船内のラウンジ↓で休憩。

外に出るも外は朝5時過ぎで真っ暗だったので、私は4人席で寝っ転がって寝ていた。

到着まで2時間程掛かった。


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ロンドンでは大学時代の先輩と合流する。

彼は一昨日までパリの私の家に5日間泊まっていて一足先にロンドンに来ていた。

彼はイギリスの大学院を卒業しているので英語は堪能。

大学時代もあっちこち日本旅行したけどまさかパリとロンドンも一緒に観光するとは思っても居なかった。

 

そういえば先月末から本格的に英語学習を再開した。

フランス語がある程度ものになって来たというのと、やはり上に行くには英語が必須とこちらで思い知ったから(~_~)

フランス語が出来れば問題ないでしょ!と思っていたが、そうは問屋が卸さない。

 

ただ英語学習については、大学3回生の時にTOEICを少し勉強して以来だから10年以上英語から離れていた。

特にこの4年はフランス語と格闘していたので脳内は完全フランス語。

英語の冠詞aを見るとフランス語のavoirを思ってしまうほど。

日本から送って貰った文法と単語、熟語のテキストを受験生のように見返してるのだが幸いなことに英語とフランス語は発音は違えど綴りが同じであったり似ている単語が多いのでそこは助かっている。

お陰で1ヶ月で単語を1,500個ちょい覚えられた。

来月以降から試験対策としてオンラインでconversationとwritingの添削授業もとる予定。

 

そのモチベーション向上も兼ねての旅行ということでこれからイギリス紀行として行った所を投稿しようと思う。

久しぶりのドゴール空港へ!

ド・ゴール空港へ向かって地下鉄に乗っている。

 

大学時代の先輩がパリに遊びに来るためそのお迎えに。会うのは何年ぶりだろうか?2年くらい?

 

私も先輩も大学は京都でも出身は関東で職場も東京だったから東京にいた時もちょくちょく会っていた。彼は私より先に留学しイギリスの大学院を卒業した。

 

自分が日本に帰る時にド・ゴール空港は一回しか使ったことがないのだが家族がパリにきた時と今回でお迎えは二度ある。

 

さぁこれから先輩が滞在する1週間(来週は一緒にロンドンへ行く)、楽しみだ😊

 

だが見事に地下鉄2,3号線、ド・ゴール空港まで行くRERのB線が動いてない😅

本当にしっかりしてくれよ、パリの公共交通機関💢日本を見習え‼️‼️

 

オペラ座の裏から出ているロワシーバスに切り替えて空港へ。貸し切りだった。

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2023年お世話になりました!!!

2023年、大変お世話になりました。

皆さんにとってどんな一年でしたか???

 

今年を振り返ってみて私にとって2023年は良い経験をたくさんした年でした。

新年幕開けの2023年1月1日はスペインのマドリード

新年は家族と家で過ごしてきた我が家、住み慣れたフランスではない外国で過ごす不思議ったら何とも言えない感じ。

masafra.hatenablog.com

 

masafra.hatenablog.com

 

 

2月1日から大学院が始まる前の8月までパリの日本食レストランでフルタイムで働くために1月30日単身パリへ。

フランス生活4年目となると日本時代に貯めたお金では全然足りなくなる。

1年3か月住んだトゥールーズを出発する時の寂しさ、パートナーと愛猫と離れる辛さ。中々厳しかった。

 

masafra.hatenablog.com

 

当初フランスには3~4年しかいないという計画で来たのだが、フランス人パートナーと出会いそちらでの生活が楽しくなって(というかフランスでの生活にようやく慣れてきた)フランス語を少しずつ勉強しながら楽しく過ごした。

その間勉強そっちのけでフランス語の本(政治、文学等)を読みまくった時期があった。専門の国際関係だけでなく時事政治本、日本語で学生時代読んだフランス文学作品。背伸びして読んだものが多いけど今では100冊近くになった。

 

パリ郊外のアパートを借りる。時間が合わなっかったので殆ど会うことはなかったが大家さんと日本人女性との共同生活。

パリに来て外国でフルタイムで働くことなんて想像もしていなかった。

色んなお客さんがいた。日本食レストランといっても主に寿司屋だったのだが思い出に残るお客さんがいる。

 

日本大好きな家族(旦那さん、奥さん、20代の娘さん)

夜20時頃予約なしで来店してきた家族。私が注文を取ったのだがその時(もちろんフランス語で)「あなた日本人?」と奥さんに質問されてそこからから食事を提供する時、空いたお皿を下げる時、デザートを提供する時、会計の時の全てで日本について、フランスについて話した。

 

奥さんが最近はまって読んでいたAkira MIZUBAYASHI(水林章)の話

→私も彼の著作はパートナーに教えてもらって読んでいた。彼のフランス語はとても知的で素晴らしいとべた褒めだった。

 

旦那さんの仕事の関係で東京に3年いた時の話

→東京はパリよりも大きい大都市なのに当時の生活は本当に快適だったと言っていた。その時京都に旅行をしてまた京都が大のお気に入りだと話していた。

私が京都の大学にいたと話したら喜んでいた。

 

旦那さんはノルマンディーの出身だったのだがそこから旅行の話

→私がノルマンディー地方に行ったことがあるかと質問されて、行ったことがないと答えると行くべきだ!と(笑)

で「フランスのどこの都市が好き?パリは好き?」と旦那さんに聞かれたので正直に「パリは嫌いです。オスマン建築や美術館などもちろん美しいと思いますが公共交通機関は不便だし、スリも多いから住みにくいです。個人的にはストラスブールとエクス=アン=プロヴァンスならずっと住んでいたいですね」と答えると「俺たちもパリが好きじゃない」とそこからパリの悪いところを列挙していた。

 

娘さんは日本語が少し分かるが日本語とフランス語の難しさの違いについての話

→日本語は会話と聞き取りに関してはある程度すぐにできるけど、読書好きな人には平仮名、カタカナ、漢字が入り混じっているので本当に難しいと話されていた。

 

私の専門である政治の話からマクロン大統領についての評価の話

→家族の中でも旦那さんと娘さんはマクロンが大っ嫌い。見た目(顔、学歴、経歴)がいいだけで金持ち優遇政策しかしないからと。反対に奥さんは彼は頑張っている。極右なんかに政権が取られたらフランスは終わりだから彼がその防波堤になっていると。私はコロナ対応で国をまとめようとしていた彼の姿勢は国家元首としてかっこよく映ったし、彼が書いているのかは別として彼のdiscoursは時々洗練されていると思うことがあるのでそこの部分は支持しているけど個別的な政策について、特に外交姿勢については心の底に中国寄りなところが見えるから好きではないと答えた。まぁ伝統的なフランス外交ともいえるけど、と。

 

シェフに話し過ぎだ!!!と怒られるほど話してしまったのだが、フランスの一般家庭の方が日本についてどんなイメージを持っているのか等を知れて楽しかった。

 

 

とある国際機関の職員たち

私のレストランの近くには世界的に有名な国際機関があり、そこの職員の人たちがお昼(人によっては夜も)に結構来ていた。

ただそこの職員さんたちは10人居たとしたら半分は無茶苦茶ケチだった笑

「(好きなメニューの)あれをこれに交換してくれ、そして料金は少し下げてくれ」と言ってくる人もいた。

もちろん中にはチップも置いてくれる人もいたが正直印象は良くない。

ただ国際機関で働かれているだけあって皆さんマルチリンガルでそこはかっこいいなぁと率直に思った。私たちとはフランス語で会話をして突然かかってきた電話には英語で話してみたいな。仲良くなったある職員の方は英語、フランス語、ドイツ語、あと忘れたがどこかのマイナーな言語、そして簡単な日本語を話せると言っていた。

 

アラブ系の神経質クレーマー男

ある晩に1人で入って来たその男。明らかに私が他のテーブルの対応で忙しくしているのに何故か私にしか話してこなかった。その男は他の職員がカウンター席に案内していて、その時私は他のテーブルで注文されたワインについてその説明をしながら栓を抜いていた。だがそのアラブ系男はその最中に私に話しかけてきた。しかもその態度がかなり傲慢でエゴ丸出しだった。なので「すみませんが他の従業員に聞いてください」と私は言って注文を受けていた他のテーブルも対応していた。それでもその男はカウンター席から少し離れたテーブルの応対をしている私の所まで来て「これはどのくらいの大きさだ?これには油を使っているのか?これについているサラダのドレッシングは何を使っている?」と。その時はちょうど忙しい時間帯でかなりバタバタしていたので心の中でかなりイライラしていた。結局私がそいつの注文を聞いて提供したのだが、食べ終わった後に「これは写真とは違った!」、「お前はサラダに何もドレッシングは使っていないと言っていたのにドレッシングの味がした!(実際にうちはドレッシングは使っていない)」と言って支払いをまけろ!と語気強く言ってきた。他のお客さんも大丈夫か???とソワソワし始めた。さすがに私も「だったら普通食う前に言わない?食ってから払わないはおかしくないですか?私の理屈は理解できる?ちゃんと食べた分の25€払えよ」ときつめに言い返した。私にはその男が一目見た時から教養も学もないチンピラにしか見えていなかったのだが実際そうだった。

結局その男は支払って捨て台詞を残してドアを思いっきり閉めて帰っていた。

シェフに「変な客だとはいえ給仕としてだしてはいけない態度を出してすみませんでした」と謝ったら「全然大丈夫!客がレストランを選ぶようにうちも変な客は選ぶっていうスタンスだから」と言ってもらえた時はホッとした。

 

いい経験をさせてもらった7か月だった。

 

その間パリにいた友人と週末にパリ観光をしつつそして6月にパートナーがトゥールーズからパリに引っ越してきたのでパリ郊外から11区に引っ越しをした。

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そして9月から大学院の授業が始まったのだが始まって1週間が過ぎたあたりでコロナに感染。

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私は学生時代肺炎をしていたからなのか熱は3日程で収まったのだが咳が全く止まらず時たま喉を傷めて唾液に血が混じっていた。

病院に行っても「これはコロナの後遺症だから仕方ない。少し安静にして過ごせばじきによくなる」とだけ言われたが結局10月終わりまで咳は止まらずしかもたまに熱が出たので大学院も一ヶ月休ませてもらった。しかしイラっとしたのがコロナ陽性、病院の診断書も提出して休んでもいいと言われたのに入ったゼミと英語のクラス(出席と期末試験の評価)の出席が3回欠席で単位は認められないと(-_-;)つまり2年で卒業することが出来なくなってしまった。。。

今では受け入れて通っているが二か月前は無茶苦茶イライラした。

 

あと今の大学院について、今の大学院の友人と話をしていて「実は第一志望はここではなくてHECだった」とか「○○(Grande Ecole)に行きたかった」みたいに言っている友人が結構いる。日本でも「俺実は○○大落ちやねん~」みたいな会話って入学してから半年はするがそこは日本と同じだなと思った。一応は名の通った大学という認識は皆しているみたいだがフランスの教育システムでは上には上がいるからね。

 

ただ11月2日から違う日本食レストランで週に3日働かせていただいて気分が落ち着いた。こちらの大学院は授業によって回数が違ったりするので空いた日にアルバイトを入れて少し家賃の足しにしている。

とてもいい雰囲気で働かせてもらっている。

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そして12月末から英語学習も再開した。

残念ながらこちらのトップ層は英語はもちろん他の言語も当たり前に話しているという事実を知った。この4年3か月フランス語をとことん突き詰めてきたけど少し比重を落として英語をやろうと決めた。

とりあえず20歳の時に受けたTOIEC750点の英語力(全然良くないけどね笑)をまずは取り戻しそこからILETSで6.5~7.0を目指す。

 

年を取るたびに一日があっという間に過ぎていくが今年もそんな感じだったかな。

来年は今までの自分とは大きく違った自分になれるよう日々精進していこうと思う。

 

皆さん、よいお年を!!!!

 

【おまけ】

先日散歩中にとったエッフェル塔
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